運動会のBGMとして、こっそり流したなどというコメントもある。曲調は単調だが、繰り返されるコンギョという単語を聞くと、確かに気分が高揚しそうだ。
 

脱北者は「意味を知らず歌うのは危険」

 戦後の帰還事業で北朝鮮に渡り、その後、脱北して日本で暮らす川崎栄子さんは、この歌を知らなかった。脱北後に北朝鮮で作られ、流行したためだ。

 川崎さんらは、北朝鮮に渡った後「人権を抑圧された」として、北朝鮮政府に5億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしている。

 川崎さんは、「北朝鮮の宣伝歌は、頭で否定していても繰り返し聞かされているうちに信じ込まされる。歌詞の内容もしっかり知って欲しい」と警告を鳴らした。


北朝鮮音楽『攻撃戦だ』(カタカナ歌詞・漢字併記)

五味 洋治(ごみ ようじ)
1958年長野県生まれ。83年東京新聞(中日新聞東京本社)入社、政治部などを経て97年、韓国延世大学語学留学。99~2002年ソウル支局、03~06年中国総局勤務。08~09年、フルブライト交換留学生として米ジョージタウン大に客員研究員として在籍。現在、論説委員。著書に『朝鮮戦争は、なぜ終わらないか』(創元社、2017年)、『金正恩 狂気と孤独の独裁者のすべて』(文藝春秋、2018年)、『新型コロナ感染爆発と隠された中国の罪』(宝島社、2020年・高橋洋一らと共著)など、近著『金正恩が表舞台から消える日: 北朝鮮 水面下の権力闘争』(平凡社、2021年)。
@speed011

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