「私の知人で韓国との貿易事業で成功した50代男性の姜さんが、昨年8月、朝鮮のある工場から投資を呼びかけられて投資したそうです。平壌郊外にあるビスケットのような菓子を生産する工場への投資で、80万元(約1270万円)くらい投資して利益を上げているようです」(瀋陽の朝鮮族経営者)

 ただし、大きな問題があり、これが多くの朝鮮族が投資を躊躇する足かせになっていると前出の経営者は話す。
 
 「得られた利益を中国など国外へ持ち出すことができず、結局、設備拡張など再投資へ回さざる得ず、そのまま失敗して投資額が全額パーになるケースも多々あるため投資話に乗らない人が私の周りでは増えています」(前出の朝鮮族)

 同様の話は、他の朝鮮族起業家からも聞いたことがある。出した利益を持ち出そうとしたら、持ち出せないと頑なに断れて、持ち出すなら契約自体を破棄すると言われて、しぶしぶ再投資したという。

 しかし、ビスケット工場へ投資してうまくいっているという姜氏は、貿易業も営んでいるので、得られた利益の朝鮮ウォンで仕入れをして中国へ輸出して実質持ち出しに成功しているそうだ。

 国連制裁が厳しくなっている今のご時世に北朝鮮のどのような製品、産物を輸出して交易をしているのかこれ以上の詳細は不明だが、朝鮮族の商売人は実にたくましい。

参考サイト
朝鮮族ネット


平壌の新食品工場を公開 北朝鮮、今年2月から操業開始

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