渡米には観光ビザを取得する案内へ変更

渡米には観光ビザを取得する案内へ変更

日米のIC旅券。下の長方形のマークがICを意味するマークとなる

渡米には観光ビザを取得する案内へ変更

 アメリカ政府が訪朝歴がある日本人をESTA(ビザ免除プログラム)から対象外にすると8月5日(現地時間)に発表してから2か月ほどが経過した。

 北朝鮮旅行を手配する代理店によると、この件に関連する質問は多くは寄せられていないようだが、これまで案内していた内容を8月5日以降は変更し、「訪朝してもアメリカへは問題ないなく行けますが、ESTA対象外となるため観光ビザなど米国ビザを取得する必要があります」と案内している。

グアムやサイパンはESTA不要エリア

 9月、訪朝歴がある日本人がグアム旅行をしたと聞いたので、ビザはどうしたのか確認すると、彼は、訪朝者がESTA対象外になったことを知らなかったようでそのまま入出国していた。

 やはり、自ら申告しない限り米イミグレーションでは訪朝歴は確認できないのかと思ったが、実はまったくの早とちりだった。

 前回、アメリカ本土以外にもハワイやグアムへ旅行する人もいるだろうと紹介したが、旅行会社へ改めて確認すると、グアムやサイパンは、元々ESTA不要で入国できる特別エリアになっていることを指摘された。航空会社のサイトを見ると確かにESTA取得を推奨しているがESTA未取得でも入国できると案内されている(滞在日数45日以内)。

パスポートのICチップへ記録されている情報は?

 さらに旅行会社を通じてパスポートについて詳しいトラベルジャーナリストへ確認したところ、2006年以降発行されているIC旅券のICチップには、国際標準において必須と規定されている顔画像、国籍、氏名、生年月日、旅券番号などの旅券情報が記憶されているもので、国によってはさらに指紋も記録している(日本は現時点では指紋情報は記録していない)が、渡航歴などが後から追加される仕様ではないそうだ。

 ということは、訪朝者本人が自ら申告しない限りは、北朝鮮へ渡航したことは特定できないということになるが、果たして…。

ブラックリスト入りすると一生米入国禁止も

 「例え、北朝鮮へ渡航していてもアメリカへはESTAで入国できるかもしれません。が、万が一、バレたときにはブラックリストへ入れられて一生涯アメリカ入国が禁止される可能性が高いです。アメリカはそのあたりは非情で徹底しています」(前出のトラベルジャーナリスト)

 残念ながら、よほどのチャレンジャーではない限りは、訪朝後のESTAでのアメリカ入国などは試みないがよさそうだ。米政府による今回の処置は、今後の米朝会談のゆくえ次第でとなりそうだが、進展すれば経済制裁とともに解除されると思われる。

 ちなみに、アメリカ観光・商用目的のためのBビザ取得費用は160ドル(1万7600円)となっている。

アメリカ非移民ビザ面接の手順【大使館公式解説ビデオ】 2017/5/24 更新

参考サイト 外務省:IC旅券FAQ(よくある質問)

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