マスゲーム開催は5月1日メーデー開始から6月以降に変更か

マスゲーム開催は5月1日メーデー開始から6月以降に変更か

2018年に復活公演されたマスゲーム「輝く祖国」

 一部メディアで報じられたマスゲームメーデー開催だが、先週、訪中していた北朝鮮の観光総局関係者が「5月1日からのマスゲーム開催はない」と明言するも開催は昨年よりも大幅に早めて6月からになる可能性が高いことを会談した中国朝鮮族関係者が明かした。

 ただし、北朝鮮当局は今年のマスゲーム開催は公式発表はない。マスゲーム開催を期待させて集客に巧みに利用しているとも考えられる。

 公式発表はないもののマスゲーム観覧料は6年ぶりに復活した昨年と同等程度になるとの情報も出ており、北朝鮮が観光業を通して外貨獲得のために水面下で動いていることを感じさせる。

北朝鮮に興味はないが中国人旅行者が急増

 前出の朝鮮族関係者によると、今年は北朝鮮を訪問する中国人観光客が急増しており、昨年比1.5倍から2倍ほどになっているのだという。

 中国政府は公式に北朝鮮を訪問する中国人の人数を公開していないが、推定10万人前後だとされ、急増が事実であれば今年は15万人から20万人の中国人が訪朝することになる。

 しかし、そもそも一般的な中国人は北朝鮮旅行に興味があるのかといえば、多くの中国人は興味がない。中国人の旅行目的は、遺跡や史跡、観光地、自然探索、トレッキング、スポーツイベント参加、世界遺産巡りなどではなく、ショッピングと食事が旅行の主目的となっているからだ。
 
 それを考えると、北朝鮮旅行にそれらを満たしているのは考えづらい。かと言って珍しい国へ行きたいという好奇心があるかといえば、それも少なく、ただひたすら自分たちの欲(お得な買い物と安く美味しい食事をしたい)に忠実な行動をしていると言える。

中国政府が中国人訪朝者を増やす影の支援

 そうすると中国人訪朝者急増の背景には何があるのか。そこには中国政府の意向が見え隠れする。北朝鮮旅行を推奨、旅行客を増やすことで北朝鮮へ外貨を落とし、北朝鮮へのキャスティングボードを握り続けたいという思惑が感じ取れる。

 ある丹東の旅行会社関係者は、公に旅費を半額にしたりはしていないが、中国国家旅遊局(観光庁に相当)から朝鮮旅行を増やすように通達があったことを認めるも口頭のみで明文化はされていないという。

 表面的な旅行費用は安くなっていないが、中国政府から各旅行会社へ税金の優遇なり旅行許可人数の割当(中国は、たとえば、日本旅行であれば、年間で許可する旅行者人数を旅行会社ごとに割り当てている)を増やしたりすることで、旅行会社に実質的な旨味を与え、キャッシュバックをお客にしている可能性が高い。

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