朝鮮半島では温暖な気候の南の釜山などは元々辛いものを好む傾向があり、港町であるため食材にも海産物を加えるなど独自の旨味があり日本人にも人気が高い。

 現在のソウルあたりは現在ほどキムチは辛くなかったようであるが、朝鮮戦争によって戦災を逃れるために人々の大移動が起こり、釜山の辛いキムチが北上して全土へ広がるきっかけとなったとされる。

 朝鮮戦争休戦後、お伝えしたように辛い=韓国らしいというナショナリズムと連動し、あらゆる料理が辛くなっていき現在にいたっていることになる。
 

金正日総書記の指導の影響も

金正日総書記の指導の影響も

平壌の白菜キムチ(冬)

 そのため辛いものが苦手なので韓国料理はちょっと敬遠しちゃうような人が北朝鮮料理を食べると美味しく食べられたという人は少なくない。

 また、かつて金正日総書記が辛いものは体に悪いと現地指導した発言は今でもよく知られており、そのような指導者の方針も北朝鮮料理の辛さの南化へ歯止めをかけているのかもしれない。

 キムチ1つ取ってみても南北で味がまったく違うので歴史を感じながら食べ比べをしても面白いと思う。

参考サイト
食の歴史その20~かつては辛くなかったキムチ~(「世界の食文化史ブログ WORLD CULTURAL HISTORY’S BLOG」)

記事に関連のあるキーワード

こんな記事も読まれています

コメント・感想

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA