大連からのチャーター便は運行直前に1か月延期

大連からのチャーター便は運行直前に1か月延期

大連周水子国際空港

大連と平壌を結ぶチャーター便が6月22日から週6便で運行開始の続き。

 前回お伝えした先月22日から飛ぶ予定だった大連から平壌へ飛ぶチャーター便は直前に延期となり、その後、さらに延期となり、1か月遅れの7月22日からとなった。さらに便数も週6便として販売されていたが、大幅に減便して月、金曜日の週2便に。お盆以降は週4便を予定しているとこと。ここまで顧客軽視とも受け取られるような変更ができるものチャーター便だからと言える。
 
 実は、大連発のチャーター便は昨年も飛んだが1か月ほどの短期間だった。その理由は、CAAC(中国民用航空局)の許可がなかなか出ず、2か月ほど遅れてしまったからと大連の旅行会社関係者は話す。CAACへのチャーター便申請は運行開始希望日の1か月前申請となるので、一度、遅れると運行日自体を再検討して設定し直す必要があるためだ。

 前出の昨年、申請されたが実際には飛ばなかった西安や成都はCAACの許可が出なかったことが理由と思われる。昨年は認可が遅れたり、申請自体が却下された事例があったのに今年は簡単にチャーター便運行許可が出ているようだ。

中国から北朝鮮へのチャーター便は全便同じチャーター主

中国から北朝鮮へのチャーター便は全便同じチャーター主

大連空港は国際便では日本便が一番多いため東京と大阪、ソウル、平壌が並ぶことも

 さて、ここで不思議な事実がある。運行中の上海や予定されている大連などすべての中国発のチャーター便は、全便同一人物がチャーター主となっている。しかも中国発なのに中国人ではない。上海在住の台湾人男性が個人の名前で申請しているのだ。

 なぜ、台湾人がすべてのチャーター便のチャーター主なのか不明だ。上海の旅行会社関係者も依頼主である台湾人男性の存在は旅行業界ではよく知られているが、素性などは一切分からない謎の人物なんだという。

 そもそも台湾の台北からのチャーター便も飛んでいないのになぜ中国、しかも、彼が拠点としている上海だけではなく、中国各地から多数のチャーター便を飛ばすのか。
 
 中国政府は、定期便は、国家に決定権があるため国連制裁を遵守して増便などはできないものの、チャーター便は、民間人の希望、自由意思だから止められないという前提を取っている。

 また、中国政府は、中国人の訪朝者急増も政府の方針ではなく、中国国民が自分たちで希望して北朝鮮旅行をしている。だから、政府では民間人の自由意志を止めることはできないというスタンスなのでチャーター便も同じような認識を示していることになる。

本当の民間人か?それとも中国政府の関係者か?

本当の民間人か?それとも中国政府の関係者か?

新しくなった平壌空港は大連空港に似ていると言われる

 ここで高麗航空チャーター便のチャーター主が中国人であれば中国政府の息がかかった人間が…と疑われるそ恐れもがありそうだが、台湾人が自分のビジネス目的でチャーター便を飛ばしたがっているとなれば、疑惑の目を反らすことができると考えているのかもしれない。

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