観光客の観戦NG。韓国向け試合中継も危ぶまれている

観光客の観戦NG。韓国向け試合中継も危ぶまれている

出典 Stephan [Public domain], via flickr

観光客の観戦NG。韓国向け試合中継も危ぶまれている

 10月15日にFIFAワールドカップ2022カタール大会の2次予選として行われる予定のサッカー北朝鮮対韓国戦は、観光客の観戦ができなくなったと手配代理店が11日、ツイッターで発表。さらに、対戦相手の韓国代表チームと関係者は、陸路やソウルからの直便ではなく、北京経由での平壌入りとなると韓国『朝鮮日報』が報じている(サッカー:北京経由で平壌入りの韓国代表、テレビ中継ない可能性も= W杯2次予選)。

 平壌開催での北南代表対決は29年ぶりで、ワールドカップでは初対決として注目されていたが、元々韓国人の一般サポーターは観戦が認められないと見られていたので、韓国代表チーム関係者が5万人近い北朝鮮人サポーターに圧倒される超アウェイ環境になるとは言われていた。加えて、どうやら韓国向けのテレビ中継もない可能性が高まっている。

決戦当日はマスゲーム最終日

 北朝鮮旅行を実施する英語ツアー大手「高麗ツアーズ」(北京)なども15日の観戦ツアーを募集していたが、どの程度のサッカーファンが関心を示して集まっていのか不明であるものの中には日本人の観戦予定者もいたようだ。

 試合が行われる15日は、今年のマスゲーム最終日と重なる。試合会場である金日成競技場とマスゲームが行われているメーデースタジムは、直線距離で1.5キロメートルくらいと比較的に近い。15日に平壌に滞在する外国人観光客は、全員マスゲームを観覧するのであろうか。

 最大収容人数5万人の金日成競技場と15万人の観客席の半分ほどで観覧するメーデースタジムの両方を埋めることができるのかも注目される。

来年韓国での南北戦で韓国は報復処置をするのか?

 FIFAワールドカップ予選は、ホームアンドアウェー方式で行われるため、来年6月4日に場所を韓国へ移して南北戦が行われることが決まっている。そのときに韓国は、今回の報復処置を取るのか、それとも、韓国側は、平壌からの直便や美女応援団でも知られる北朝鮮人サポーターの入国、観戦も認めるのか。

 もし、韓国は北朝鮮から拒絶されたにもかかわらず、北朝鮮サイドには容認してしまうようなことがあると文在寅政権へ批判にもなりかねず政治問題へ発展する要素も内包している。

 それにしても昨年9月19日は、文在寅大統領と韓国一行は、メーデースタジムでマスゲームを観覧し、昨年末には金正恩委員長の訪韓を要請し、実現するかと見られていた状況から、来年の北南戦は、一般の韓国人が南北分断後、初めて平壌入りしてのサッカー観戦が実現するかと期待されていたことを考えると状況は天地をひっくり返したように一変した。

 南北関係は、文在寅大統領就任前より悪化し、テレビ中継すら絶望的に状況に北南戦を心待ちにしていた韓国人サッカーファンたちから怒りの声は上がるのだろうか。

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