今年も高麗航空の美人CAが日本をざわつかす

今年も高麗航空の美人CAが日本をざわつかす

 今年も来年のカレンダーが並ぶシーズンを迎えている。ここ数年、北朝鮮のカレンダーが日本で話題となり、『週刊アサヒ芸能』(2019年12月19日号)には、「北朝鮮『美女スッチーカレンダー』で外貨荒稼ぎ」として紹介されている。

 男性向けゴシップ誌らしく切り口は実に分かりやすく「ミニスカ」、「美ワキ見せ」、「体操着」などのキーワードが並ぶ記事になっている。

 北朝鮮は、この時期、数十種類以上のカレンダーを制作している。カレンダーには国内向けと海外向けがあり、国内向けには指導者カレンダーがあると噂されているが、今まで現物写真が出たことがないので、指導者カレンダーは、都市伝説のような幻のカレンダーと呼ばれる。

中国人観光客がターゲットは本当か?

 今年も一番人気は、「高麗航空」のカレンダーとなるだろうが、上記記事では、ウェブ版のタイトルに、「急増する中国人観光客がターゲット」とつけているが、果たして本当にそうなのか考えてみたいと思う。

 まず、今の時期に訪朝すれば書店や土産物店で来年のカレンダーを買うことができる。カレンダーは翌年の3月ごろまでは買うことができる季節限定品となる。

 そもそも、北朝鮮の壁掛けカレンダーを中国人が買うのかということだが、現代中国人は壁掛けカレンダーを使う習慣はあまりなく、使っても卓上カレンダーくらいで、一般的にあまり売られてもいない。

壁掛けカレンダーが売られていない中国

壁掛けカレンダーが売られていない中国

淘宝網で「北朝鮮 カレンダー」で検索した結果。該当品なしとして歴史本と旅行会社の広告が表示

壁掛けカレンダーが売られていない中国

 たとえば、北朝鮮のカレンダーを中国最大のオンラインショップサイト「淘宝網」で「朝鮮 カレンダー」検索すると、該当品0件。カレンダー単体で検索し直しても、卓上カレンダーと手帳ばかり、壁掛けタイプは、中国らしいデザインのものが数種類あるだけで壁掛けカレンダーが中国では一般的なものではないことが分かる。

 さらに個人売買も盛んな「WeChat」上で検索してもヒットしない。中国政府が北朝鮮のカレンダーの販売規制しているという話も聞いたことがないので、そうなってくると、壁掛けカレンダーを使う習慣があまりない中国人がいくら珍しいからといって実用的ではない北朝鮮の壁掛けカレンダーを買うであろうか。

 さて、ここで来年1月のページを見てみると、中国を意識したのか、1月1日の元日とともに、2020年1月25日も赤字の祝祭日扱いとなっている。1月25日は旧正月、中国では春節と呼ばれる中国最大の祝日として重要な日となる(もっとも昨年、一昨年分の北朝鮮カレンダーでも旧正月は祝日として扱われていたので今年に限ったことではない)。北朝鮮でも旧正月は祝うが、中国ほどの比ではない。

(続く)

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