日本でも知名度急上昇K-POPグループのタイ人メンバーリサ

日本でも知名度急上昇K-POPグループのタイ人メンバーリサ

ブラックピンクのリサ来店炎上したカフェがあったタラートロットファイ・シーナカリン

日本でも知名度急上昇K-POPグループのタイ人メンバーリサ

 韓国の人気アイドルグループで、タイ人メンバーもいることからタイ国内で絶大な人気を誇る「BLACKPINK」。昨年12月4日、「東京ドーム」から始まった「BLACKPINK 2019-2020 WORLD TOUR IN YOUR AREA」に合わせて「ローソン」とのコラボイベントが行われるなど日本でも注目されている(BLACKPINKくじなどローソンとのコラボイベントは、2019年12月3日から売り切れ次第終了)。

 そのタイ人メンバーであるリサさんは「インスタグラム」のフォローワー数2800万人を超え、「2019年 世界で最も美しい顔100人」では第3位になるなど、めざましい活躍をしている。

 ※ローソン×ブラックピンクコラボイベントは上記リンク先をご参照。

BLACKPINKリサ来店を生かせずSNSを炎上させた経営者

BLACKPINKリサ来店を生かせずSNSを炎上させた経営者

カフェがあった市場にはほかにも飲食店が多数あり、相乗効果も期待できたが残念な結果になった

BLACKPINKリサ来店を生かせずSNSを炎上させた経営者

 もはやタイだけでなく世界的に有名になったリサさんが、今年1月上旬にバンコクのカフェを撮影で訪れた。しかし、カフェオーナーが不適切な発言をしたことでSNSが炎上し、同店は閉店に追い込まれたと見られる。

 事の発端は、今年1月2日、リサさんが同店を撮影で訪れ、リサさんを含め、店のオーナーもSNSに投稿したことだ。その投稿には店の黄色いソファーにリサさんが座る写真があげられ、ファンから「そのソファーを10万バーツ(約35万円)で購入したい」といったコメントが入った。

 それに対しオーナーは売却を拒否したものの、リサさんが使用した食器だけでなく、口を拭いたナプキン、使用したトイレの便座をオークションに出すと返信。これを見たSNSユーザーやリサさんのファンが女性に対する侮辱、悪質なセクハラであると抗議した。さらに、そのやり取りを見た人たちがSNSでオーナーの発言を拡散し、批判が殺到し大炎上となる。オーナーは自身のSNSで不適切発言を謝罪したものの、報道では1月5日時点でカフェは閉店した模様だ。

SNS利用率が日本より高いタイ

SNS利用率が日本より高いタイ

タイのカフェブームを支えるのは、タイ北部の山岳少数民族が作るコーヒー豆だ

SNS利用率が日本より高いタイ

 タイはスマートフォンの普及率が高い。中国などの無名メーカーの機種なども並行輸入され、安価な端末が手に入る環境にある。また、「フェイスブック」やインスタグラムといった主要なSNSなどは日本以上に利用者が多い。そのため、不適切な発言や行動で批判が起こると瞬く間に拡散されてしまう。日本とはプライバシーへの考え方も違うため、本名が晒されることもあり、店のSNSだけでなく、個人のSNSにも飛び火することもある。

 特にタイは敬虔な仏教徒が多い。そのため、セクシャルハラスメントに該当するような発言や画像などに対する批判は厳しい

 今回のオーナーの発言も、ソファーを売るか売らないか程度であれば、恐らくなんら問題にならなかっただろうが、リサさんが使ったナプキンやトイレの便座ともなると、例え女性でなくてもかなりの嫌悪感をともなうことは想像に難くない。
 

同じ方向を向かうとすごい力を発揮するタイ人。炎上での団結力も強力

同じ方向を向かうとすごい力を発揮するタイ人。炎上での団結力も強力

リサさん来店の投稿は削除済みの炎上閉店カフェのフェイスブックページ(最終投稿写真は本文の炎上騒動とは無関係)

同じ方向を向かうとすごい力を発揮するタイ人。炎上での団結力も強力

 タイ人は愛国心も強く、自身の国籍に誇りを持っている。そういった人々が同じ方向に気勢が向くと、強い団結力が生まれる。一時期は、現国王が皇太子の時代に呼びかけた前国王を励ますための自転車走行がブームになった。また、悪い方向では、タイの現状の政情不安も同じで、同じ国の者同士ながら、“赤服”“黄色服”に分かれ、長きに渡っていがみ合ってきている。

 このようにネットでも批判が大きなトレンドになってしまうと、日本同様にインターネット内の声が具現化されて襲いかかってくることになる。

 新年早々の来店で、カフェにとっては大きな宣伝にもなったはずだが、このオーナーはそれをまったく生かせず、逆に店を閉じることになってしまった。同店のSNS自体はまだ残っている(MQQN Cafe BKK)が、1月1日の投稿が最後になっている。今でも女性らの厳しい批判の言葉がそこに残っていた。

  • タイは近年カフェブームで、バンコクにはお洒落なカフェが次々に誕生している

高田 胤臣
タイ在住ライター。2002年から現在にいたるまでバンコクで過ごしている。『バンコク 裏の歩き方【2019-20年度版】』(共書)、『バンコクアソビ』、『ベトナム裏の歩き方』、近著『亜細亜熱帯怪談』(監修)丸山ゴンザレスなど。
@NatureNENEAM

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