今回のオーナーの発言も、ソファーを売るか売らないか程度であれば、恐らくなんら問題にならなかっただろうが、リサさんが使ったナプキンやトイレの便座ともなると、例え女性でなくてもかなりの嫌悪感をともなうことは想像に難くない。
 

同じ方向を向かうとすごい力を発揮するタイ人。炎上での団結力も強力

同じ方向を向かうとすごい力を発揮するタイ人。炎上での団結力も強力

リサさん来店の投稿は削除済みの炎上閉店カフェのフェイスブックページ(最終投稿写真は本文の炎上騒動とは無関係)

同じ方向を向かうとすごい力を発揮するタイ人。炎上での団結力も強力

 タイ人は愛国心も強く、自身の国籍に誇りを持っている。そういった人々が同じ方向に気勢が向くと、強い団結力が生まれる。一時期は、現国王が皇太子の時代に呼びかけた前国王を励ますための自転車走行がブームになった。また、悪い方向では、タイの現状の政情不安も同じで、同じ国の者同士ながら、“赤服”“黄色服”に分かれ、長きに渡っていがみ合ってきている。

 このようにネットでも批判が大きなトレンドになってしまうと、日本同様にインターネット内の声が具現化されて襲いかかってくることになる。

 新年早々の来店で、カフェにとっては大きな宣伝にもなったはずだが、このオーナーはそれをまったく生かせず、逆に店を閉じることになってしまった。同店のSNS自体はまだ残っている(MQQN Cafe BKK)が、1月1日の投稿が最後になっている。今でも女性らの厳しい批判の言葉がそこに残っていた。

  • タイは近年カフェブームで、バンコクにはお洒落なカフェが次々に誕生している

高田 胤臣
タイ在住ライター。2002年から現在にいたるまでバンコクで過ごしている。『バンコク 裏の歩き方【2019-20年度版】』(共書)、『バンコクアソビ』、『ベトナム裏の歩き方』、近著『亜細亜熱帯怪談』(監修)丸山ゴンザレスなど。
@NatureNENEAM

記事に関連のあるキーワード

おすすめの記事

こんな記事も読まれています

コメント・感想

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA