1位中国、2位北朝鮮、203位アメリカ

1位中国、2位北朝鮮、203位アメリカ

KpopStarz発表の北朝鮮アンケート 世界でもっとも幸せな国ランキング

1位中国、2位北朝鮮、203位アメリカ

 日本では取り上げられない北朝鮮情報が多く掲載される中国SNS「微博(ウェイボー)」で目を疑うような記事を見つけた。

 直訳すると、「北朝鮮アンケート 世界でもっとも幸せな国」。1位中国、2位北朝鮮、3位キューバ、4位イラン、5位ベネズエラ…、152位韓国、203位アメリカと伝えるものだ。

 何かのブラックジョークかと疑うものだが、この記事を配信したのはアメリカのニューヨークに本部を置き「ニューヨーク発のK-POPニュースサイト」を謳う「KpopStarz」のウェイボー公式アカウント。日本語版は、「Smashing!」という名称で配信されている。

本音が書き込めない中国人

 アメリカ発のK-POPニュースサイトがなぜとますます疑問が深まるののだが、この記事に対して現時点で178件のコメントが書き込まれている。

 「確かに中国は幸せな国だ」、「中国人として生まれること自体で幸福と言える」、「まったくその通りだ」、「はははは、北朝鮮いいね」などのコメントが多数で、中には、「国連の調査によると中国の幸福度は94位だぞ!」、「どうやって北朝鮮でアンケートしたんだ?」、「中国人男性に聞いたのでは?」などもあるが見た感じでは全体の1部で小数派だ。

 もちろん、これらが中国人の本心ではないのは容易に想像できる。

 例えるなら江戸時代に幕政や藩政批判が許されなかった庶民たちが、狂歌や風刺画を通して皮肉や非難を込めたりしていたのに近いのではないだろうか。

 当然ながら幸福の尺度は国や人によって異なるだろうから一概にこれとこれがあれば幸せだというものは存在しない。

中国式デジタル監視社会

中国式デジタル監視社会

中国のインターネット規制の今は未来の北朝鮮か

中国式デジタル監視社会

 現在のデジタルによる国民監視社会が完成しつつある中国では、中国政府が考える正義に異論を唱えることは許されない。この手の記事へ正論を書き込んでも個人特定されて理不尽な不利益を被ることが分かっているので狂歌のように楽しんでいるように思える。

 そのため中国では検閲へひっかからないように隠語が毎日のように生み出されているが都度、当局が検閲対象キーワードに指定して手動で潰すといういたちごっこを繰り返している。

 北朝鮮は中国式のデジタル監視社会を参考に国内イントラネットを拡張させていると言われる。つまり、現在の中国のインターネット規制は未来の北朝鮮の姿を先読みすることを意味するのではないだろうか。

 中国としても北朝鮮が中国方式の国民監視システムを導入して構築すれば、いざというときに利用できるバックドアも設けやすくなる。バックドアを施すことができれば、北朝鮮の通信ネットワークを外部からコントロールすることも容易となる。これぞまさに中国独自の正義にかなっているため支援していると考えられる。

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