旅費は国内<海外<英語グループツアー旅行会社の順で安くなる

旅費は国内<海外<英語グループツアー旅行会社の順で安くなる

韓国では珍しい女性の自転車姿を北朝鮮では日常的な光景として見ることができる

 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は、代理店制度をとっており、同国を旅行するためには北朝鮮政府(観光総局)から認められた代理旅行会社を通して申し込みをすることになる。

 今回は北朝鮮旅行やツアーの現状についてお伝えしたい。

 まず、タイプや性質から3つに分類することができる。

1.日本国内にある旅行会社
2.中国やドイツ、イギリスなど日本国外の旅行会社
3.英語圏向けのグループ旅行を提供する海外の旅行会社

 多くの人が関心がある旅費は3→2→1の順番で安い。

 1は、JSツアーズ(ジェイエス・エンタープライズ)やKJナビツーリスト、中外旅行社(ともに東京)などが代表となる。当然ながら日本語で申し込み、旅費は日本円で支払うことができる。

 2は、コリアツアーズ(大連)や遼寧鴻祥国際旅行社(丹東)などで日本語対応できるスタッフが在籍し、旅費も日本円で支払うことができる。他にも白頭文化交流社(延吉)は、北朝鮮の大型イベントに合わせツアー企画をしており、日本人の募集するときには日本語対応できるスタッフが対応している。旅費の支払いはユーロ払いとなる。

 中国の旅行会社は1種の旅行業免許を持っていれば外国人のツアー手配ができ、中国の旅行保険が適応され、中国国内でのトラブル発生時には公的な支援も受けることができる。

 中国は北朝鮮と直接接しているので、訪朝する全外国人の9割ほどを占めるとされているなど、北朝鮮ツアーを扱う旅行会社は多数あるが、多くの中国人向けツアーには日本人は参加できない(理由は後述)。そのため、日本人の参加できる中国の旅行会社となると数が限られてくる。

 3パターンの中で旅費が最安なのが魅力なグループツアーを手配しているのは、3に該当する高麗ツアーズ(中国北京)、ウリツアーズ(アメリカ)、チュチェトラベル(イギリス)、トンイルツアーズ(オーストラリア)、ヤングパイオニアツアーズ(中国西安)などがあり、多くがツアー日程に合わせて一定人数を集めて実施するグループツアーだが、トンイルツアーズなどのように個人ツアーにも対応する旅行会社もある。

 オーストラリアにあるトンイルツアーズは日本語が話せるスタッフが在籍するなど異彩を放っているが、他の旅行会社は、基本は英語対応となる。これらの旅行会社は英語圏向けのツアーのため北朝鮮で同行するガイドも英語での案内となる。

実は北朝鮮で日本人を担当するのはKITCのみ。どの代理店でもガイドや食事は同じ

実は北朝鮮で日本人を担当するのはKITCのみ。どの代理店でもガイドや食事は同じ

追加料金が必要だがどのレストランでも平壌冷麺や大同江ビールをオプション注文することができる

 3で紹介した最後のヤングパイオニアツアーズは、2016年1月に北朝鮮で拘束され帰国直後に死亡したアメリカ人大学生オットー・ワームビア氏を手配した手配代理店で、アメリカ人の訪朝禁止のきっかけとなった旅行会社だ。同社はワームビア氏の件とは別に2015年7月から日本人のツアー参加ができなくなっていたが今年2月に解禁、現在は日本人もツアー参加できるようになっている。他の紹介旅行会社いずれも日本人の申し込みができる。

 3の英語圏向けのグループツアーは、旅費が安いだけではなく、日本人向けの個人ツアーでは許可されないような場所へ行けたり、体験できたりと違いがある。英語圏の人のニーズに合わせたユニークなイベントだと農作業体験や2週間の短期留学ツアー、持ち込んだマイバイクでの自転車ツアーなどを実施する旅行会社もある。

 なお、北朝鮮ですべての日本人は、「朝鮮国際旅行社(KITC)」という会社1社が担当する。そのため、実は、上記の日本人が申し込めるどの旅行代理店から参加してもKITCツアーとなるため、北朝鮮入国後は、同じガイド、ホテル、食事、観光地となる。旅費に差があるのは、人経費やその他の経費による違いから生じるものとなる。また、中国人向け北朝鮮ツアーで日本人が参加できない理由は、北朝鮮側のパートナー旅行会社がKITC以外の会社のため担当外となるからである。

参考サイト 旅行代理店・ツアー | 朝鮮旅行発見(「北朝鮮」)

旅行代理店サイト
KJナビツーリスト
コリアツアーズ
遼寧鴻祥国際旅行社
高麗ツアーズ
チュチェトラベル
ヤングパイオニアツアーズ

  • 平壌空港1階ロビーにある地球儀のモニュメント

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