Go To トラベルでバーチャル平壌観光へ

 いまだ新型コロナウイルスの感染拡大が終息する気配はないが、最近になってコロナ対策をより強化した国がある。それが北朝鮮だ。首都である平壌の交通機関では検温や消毒、マスクの着用が義務付けられた。

また、政府は首都平壌に在留する外国人に新型コロナウイルス感染防止措置に従うよう呼び掛けている。首都を第一に守りたいという意志の表れだろう。

 こうした報道で度々見聞きする「首都・平壌」。そもそも、平壌はどのような街なのかという疑問から今回はグーグルマップツアーを単独で決行。ぜひ旅行気分でついてきてほしい。

「党創立記念塔」からスタート

 まず最初に筆者が降り立ったのは朝鮮労働党創立50周年を迎えて建立された党創立記念塔だ。ハンマー、鎌、筆がそびえたっており、「朝鮮人民のすべての勝利の組織者であり嚮導者である朝鮮労働党万歳!」と帯に刻まれている。北朝鮮らしいモニュメントと言えそうだ。特に下からのアングルはインスタ映えすると観光客に好評だ。グーグルマップに映された写真では多くの観光客が写真を撮っている様子を確認できる。

北朝鮮人にとっての聖地「万寿台大記念碑」

 次に訪れたのは、こちらも観光客に人気のスポット万寿台大記念碑。金日成主席と金正日総書記の像が朝鮮革命博物館を背に東向きに建っているのが印象的。北朝鮮人にとっては「聖地」と呼ばれており、平壌市で結婚した男女は結婚式後に車で万寿台に立ち寄り、家族よりも先に金日成主席像に結婚の報告とお礼の花を添える習慣があるのだとか。

世界でもっとも高い石塔「主体思想塔」

 平壌市内を一望できる主体思想を体現したと言われている塔。伝統的な朝鮮式石造建築様式を生かし、白色花崗岩を積み重ねている。石塔では世界一の高さ170メートルを誇る(金日成主席の70歳を記念しているため7の数字に合わせている)塔の前、大同江側には、労働者、知識人、農民の立派な像が建てられているのも印象的。友人や家族と一緒に主体思想塔と3人の像との3ショットで記念撮影なんていかがだろう。

アトラクション満載の遊園地「凱旋青年公園」

 最後はやっぱり楽しい場所に行きたい。というわけで訪れたスポットが北朝鮮サッカー代表のホームゲームが行われる金日成競技場近くにある遊園地「凱旋青年公園」。回転ブランコ、メリーゴーランド、観覧車などの日本でもおなじみのアトラクションが設置されている。夜22時まで営業しているので、観光の最後に思い出づくりとしてオススメだ。

 これにてグーグルマップ平壌散歩ツアーは無事終了。コロナ禍で到底、現地に行くことができない今だからこそ、非日常感を味わえたのではないだろうか。平壌には魅力的なスポットが数多くあるので、お時間があればぜひグーグルマップで楽しんでみてほしい。

 平壌の主要スポットの位置関係は北朝鮮マップを参考にいただきたい。平壌付近を拡大させると名所、ホテル、鉄道、空港、主要施設などのロケーションが一部写真付きで分かるようになっている。

井上 一希
フリー編集者。マガジンハウス「anan」、宝島社「sweet」、読売新聞ライフスタイルページの編集担当。好きな食べ物は「冷麺」。

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