中朝貿易の大動脈「中朝友誼橋」

中朝貿易の大動脈「中朝友誼橋」

丹東駅に隣接する丹鉄ホテルの客室別価格。市内向きと北朝鮮向きで宿泊料金が異なる

 中朝貿易の7割を占める中国丹東。北朝鮮は貿易の9割以上を中国に依存しているため北朝鮮は中国に生殺与奪権を握られていると表現する識者もいる。

 新型コロナの影響で昨年2月上旬から国境封鎖が始まり夏以降は封鎖が強化され昨年11月の貿易額は前年同月比99.5パーセント減少となっている。そのため、現時点では、中朝を結ぶ貿易の大動脈である中朝友誼橋(旧鴨緑江第2橋梁)往来する車両はほとんど見ることができない。

 まだいつになるか定かではないが、再び観光で丹東を訪れることができるようになったら中朝貿易の生の現場を観察してみてはどうだろうか。


断橋と並走する中朝友誼橋

丹東初4つ星を獲得した中聯ホテル

 今回は、鴨緑江や中朝友誼橋を一望できる丹東のホテルをご紹介する。

 丹東は遼寧省第3の都市ではあるが、観光都市ではなかったのでホテルや交通インフラはあまり整っていなかった。その状況が変化したのは2010年代に入ってからだ。国際的に北朝鮮が注目された影響もあってか中国人観光客が急増した。さらに対岸の新義州へのパスポート、ビザなし日帰りツアーも本格的に始まり人気となる。

 その結果、丹東は東北3省を代表する観光都市と呼ばれるようになった(もっとも東北3省には元々観光都市と呼べる都市は存在しないであるが…)。

 中朝友誼橋を一望することができるホテルとしてまず挙がるのは「中聯ホテル」だ。丹東初の4つ星ホテルとしても知られる老舗ホテルとなる。

断橋の目の前。人気北レスへも徒歩1分

 中朝友誼橋と並ぶ断橋(旧鴨緑江橋梁)の入り口から道路を渡ったすぐ目と鼻の先にある。ホテルを出てすぐ右手へ徒歩1分の場所には現在も営業する人気の北朝鮮レストラン「柳京飯店」や「丹東高麗飯店」がある好立地だ。

 ホテル1階の左奥にあるレストランは、いわゆる中華レストランだが、ここには北朝鮮人スタッフが勤務していてコロナ前には不定期にステージショーを開催していた。

ホテル前の道は交通量が多いので横断するときには注意を

双眼鏡完備のリバービュールーム

 中聯ホテルは丹東初の4つ星ホテルではあるものの、最近の観光ブームで相次いでオープンした新しいホテルと比べると設備面の古さは否めず残念な部分はある。宿泊費は1泊税込み安い冬季であれば5000円ほどで泊まることができる。

 中聯ホテルを予約するときの注意点はリバービュールームを選択しないと鴨緑江がまったく見えない部屋になってしまうことだ。鴨緑江が一望できるリバービューが同ホテルの大きな目玉のため当然ながら他の客室よりも高くなり1泊1万円ほどになる。

中聯ホテルのリバービュールームには親切にも双眼鏡が完備されている。夜間の北朝鮮側は真っ暗で何も見えないが、明るくなる早朝からは鉄橋を往来する車両が目の前で確認できる絶好のスポットとして人気が高い。

(続く)

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