実効再生産数1.54と横ばいに近い韓国

実効再生産数1.54と横ばいに近い韓国

2日連続で新規陽性者数が10万人を下回った韓国

 韓国政府が22日深夜0時に更新した21日の新型コロナウイルスの新規陽性者数は、9万9573人。重症者480人、死者は58人となり、2日連続で10万人を下回った。

 韓国大統領府の公式サイトには、最新の感染状況が表示されている。

 「段階的な日常生活への回復に向かって進んでいる」「致死率も下落しており、病床稼働率も安定している」とメッセージを発している。

 昨年11月末から日韓ともオミクロン株による感染拡大傾向が続いていた。

 しかし、日本は先にピークアウトしつつあるとみられ、感染拡大の目安の1つとされる実効再生産数は、1月9日の5.21をピークに減少へ転じ0.95(21日・米ジョンズ・ホプキンス大学。以下同)。

 一方、韓国の実効再生産数は、1月31日の1.81をピークに減少傾向にあるが、1.54(21日)と横ばい状態。

 日本は、新規陽性者数も2月3日をピークに減少傾向を見せている。7日間稼働平均で見ても2月8日でピークアウトがみてとれる。

 実効再生産数と新規陽性者数から日本がピークアウトするまでおよそ1か月間、他国の状況に近いと言える。

 そうすると、韓国がピークアウトするのは、2月末頃と推測できそうだ。

PCR検査万能論に浮かれた韓国

 韓国の一部メディアやSNS上では、日本の新規陽性者が減ったのは、PCR検査数を意図的に減らしているからだと批判があるようだ。韓国はこの2年間、同じ批判を定期的に繰り返している。

 韓国は、新型コロナ感染拡大初期には「PCR検査万能論」を盛んに唱え、PCR検査を増やすことで感染拡大を抑えることができると躍起となった。

 いつしかPCR検査万能論を「K防疫」と呼び自画自賛していたが、そのK防疫は、今ではすっかりとなりを潜めている。

 PCR検査万能論は、日本の韓国びいきの論者たちへも飛び火し、影響力ある地上波メディア等で盛んに主張してことは記憶に新しい。

 韓国がPCR検査万能論に包まれて浮かれている時、日本では地上波メディアに呼ばれないが、良識ある専門家や学者がPCR検査の意味や適切な活用方法などをユーチューブなどで発信していた。

文在寅政権は中国のゼロコロナ政策をまねた?

 今にして思えば、韓国のPCR検査万能論は、中国の「ゼロコロナ政策」に近いことがわかる。

 中国は、1000万人クラスの都市をロックダウンしたり、都市住民全員へ強制的なPCR検査実施など全体主義国家らしさを全力発揮し、感染を抑え込んだと主張してきた。

 親中政権だった文在寅(ムン・ジェイン)政権が参考にした可能性は考えられそうだ。

 しかし、決定的な違いは、中国政府が発表するすべての統計は、政府の上位に位置する中国共産党が伝家の宝刀「統計のマジック」を使って、中国共産党にとって都合の良いように取捨選択(≒改ざん?)して利用している点だったりする。
 
 左派的な政権とされた文在寅政権であっても、制度的には民主主義国家なので、さすがに同じ結果は再現できなかったのだろう。

 話を戻して、韓国のオミクロン株による感染拡大は、まもなくピークアウトすると思われる。とすると、今が正念場のはずだが、韓国大統領政府のメッセージは、すでに緩みまくっている気がする。大丈夫なのだろうか。

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