DL速度50Mbps・4Gカバー率97.5%・スマホ保有率95%。韓国のモバイル環境は世界1

DL速度50Mbps・4Gカバー率97.5%・スマホ保有率95%。韓国のモバイル環境は世界1

韓国国内で5G対応端末として発売される「Galaxy Note10」 出典『朝鮮日報』 

DL速度50Mbps・4Gカバー率97.5%・スマホ保有率95%。韓国のモバイル環境は世界1

 携帯電話局の電波状況を測定するサービスを提供している、英国の調査会社「OpenSignal」では、世界87か国のモバイル環境などについての調査結果を発表している(the_state_of_mobile_experience_may_2019_0.pdf)。

 2019年にOpenSignalが発表した調査結果は、韓国のモバイル環境が整備されていることが分かる結果となっている。

 韓国は、4Gカバー率が調査対象の国々の中でもっとも高い97.5パーセントとなっており、ダウンロードスピードに関しても50Mbpsを超えるなど調査対象国でトップの値だ。

 このことからも韓国のモバイル環境は世界トップクラスであることが分かる。また、それを裏付けているのがスマートフォンの保有台数だ。

 アメリカ合衆国の世論調査機関である「ピュー・リサーチ・センター」が、昨年の5月から8月まで約3か月間に27か国で3万人あまりに調査を行った。調査によると、韓国のスマートフォン保有率は95パーセントで調査対象国の中でもっとも高い。この背景には、韓国の歴代政権による通信料金引き下げが強化されていることも関連しているだろう。

国策で通信環境を整備。2022年までに5Gネットワーク完備予定の韓国

 また、韓国では2019年4月からスマホ向けの5Gサービスが開始されており、現在、「SKテレコム(SKT)」、「LG U+」、「KT」などの韓国の3大キャリアは5Gサービスを提供している。

 韓国がこのようなモバイル環境が整った国となった理由は、1990年代半ばに国策としてブロードバント網の整備とCDMA方式移動通信サービス導入を進めたことだ。

 5Gネットワークの全国整備については、2022年までに完了する計画で、官民合計で約3兆円の資産を投じる計画である。韓国のモバイル環境は世界トップクラスの環境をこれからも維持していくだろう。

日本のスマホ通信料金は世界主要都市で一番高い

日本のスマホ通信料金は世界主要都市で一番高い

日本のスマホ通信料金は世界主要都市で一番高い

 2019年にOpenSignalが発表した調査結果によると日本は、4Gのカバー率が96.3パーセントと世界2位であるものの、ダウンロードスピードは33.0Mbps と10位である。

 スマホの普及率に関しても、総務省が実施した調査で2017年に75パーセントを超えているが、2019年の調査結果が出たとしても韓国のように90パーセントを超えることはないだろう。

 日本のスマホ料金は、高いと言われているが、総務省が2018年に9月に発表した電気通信サービスの内外価格差調査の結果からも、その事実が浮き彫りになっている。

 この調査では、世界主要6都市のスマホ通信料金を比較するための調査となり、シェア上位3事業者の最安値を比較している。

 調査結果(1か月のデータ利用料20GBのスマホの月額利用料)は以下の通りだ。
・東京 7022円
・ニューヨーク 6975円
・ロンドン 2793円
・パリ 2460円
・デュッセルドルフ(ドイツ) 5049円
・ソウル 5009円

 東京とソウルを比較すると1か月で2000円程度の差があり、こうした通信料金の高さも普及率に影響している可能性がある。

 5Gサービスに関しては、日本の3大キャリアである「au」、「docomo」、「SoftBank」は2020年に順次スタートする予定だ。韓国が2019年4月にスタートしていることを考えると1年程度遅れてのサービス開始となる。

 日本も世界的に見れば十分に、モバイル環境が整った国だ。しかし、日本よりも現時点では、韓国の方がモバイル環境が整った国と言えるだろう。

参考サイト
電気通信サービスに係る内外価格差調査ー平成29年度調査結果(概要)ー
やはり高い日本のスマホ通信料金 世界主要都市で東京トップ 事業者は反論 見えぬ着地点
韓国「5G+戦略」の実像――スタートダッシュで世界ICTの先頭目指す

千歳 悠
4年ほど活動しているフリーライター。金融、IT、国際情勢など日々情報を追いかけている。趣味は読書と動画視聴。

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