平昌オンリンピックの奇跡を期待

平昌オンリンピックの奇跡を期待

出典 Stephan [Public domain], via flickr

平昌オンリンピックの奇跡を期待

W杯韓国代表が北朝鮮からの厳しい扱いに憤慨? 北朝鮮の対応は一貫している(1/2)の続き。

 少なくてもこの10年ほどの北朝鮮の対応史を冷静に分析すれば、今回の対応は容易に推測できそうなものであるが、もしも、「自分たちは特別扱いを受ける」と思ったのであれば、まったく現実離れした発想と言わざるを得ない。

 韓国『中央日報』に、韓国外務省関係者が、平昌オンリンピックのときのような直前でのどんでん返しを期待していたかのようなコメント(<W杯サッカー>韓国代表、応援団なく携帯電話を置いて平壌へ)が引用されているが、それなら、平壌決戦が確実になった7月上旬から韓国政府がもっと積極的に動くべきだったのではないか。結果、見通しが悪ければ、選手の安全面を考慮して、2010年の上海のように第3国での開催へ舵を切っていれば、実現していたのではないかと思ってしまう。

北朝鮮=スポーツ=内政手段

 2009年、北朝鮮が平壌での北南戦を拒絶した理由として、「革命の首都である平壌で南朝鮮の国旗を掲揚し、国歌を斉唱することは許されない」を挙げていた。

 今回も100万ドル(約1億8400円)と言われた放映権と、まるで収益にはならなくても北朝鮮人への貴重なガス抜き機会となる「官製試合」を完全放棄してまで無観客試合にしたのは、韓国に対して虚勢とも言える意地を張ることで、韓国国旗を北朝鮮人へ見せない。国歌を聞かせないという強烈なメッセージを伝えたのではないだろうか。

 そもそも、北朝鮮や中国のような民主主義国家とはまるで異なる指導者が憲法の上にいるような人治国家は、ワールドカップもオリンピックもすべて最高指導部と党が安定した統治を維持のための内政手段の1つに過ぎないという現実をもっと韓国だけでなく、日本も直視したほうがいい。

画質が悪いから放送できない?放送したくない?


치열했던⚡북한전⚡경기⚡하이라이트⚡ 공개합니다!

KFA(韓国サッカー協会)公式動画。ピッチ上では関係者の怒号だけが響く異様な空間であることが分かる。すでに160万アクセス近くある。

 試合中継を許可せず中継できなかった代わりに試合後に試合を録画したDVDを韓国代表団へ渡すも「KBS」はアナログ録画であり画質が悪すぎて放送できないと放送しない方針(W杯アジア2次予選の北朝鮮vs韓国「無事に帰れたのは奇跡」と韓国主将)を示している。

 どうして放映しないのだろうか。例えアナログであっても、画質が悪くても放映はできるはずだ。金日成競技場がどんな雰囲気で、どんな風に国旗が掲揚されて、国歌が斉唱されたか。さらには荒れた試合になったと伝えられるが、実際にはどうだったかを韓国人が自分の目で見て判断したほうがいいのではないか。

 KBSの放映できないというは建前で、本音は、放映したくないと聞こえてしまう。こうなるとノーカットで放映することは韓国政府になにか不都合なことでもあるのだろうかとさえ勘ぐってしまう。

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