韓国代表団は高麗ホテル貸し切り?

韓国代表団は高麗ホテル貸し切り?

ドローで終わった10月15日の北南戦 出典 『中央日報

韓国代表団は高麗ホテル貸し切り?

 29年ぶりに平壌で行われた北朝鮮と韓国によるサッカー代表戦は、予想に反して無観客試合で行われて結果は0対0のドローとなった。

 この試合は、FIFAワールドカップ2022カタール大会の2次予選として行われた国際試合で、FIFAワールドカップでは初の平壌決戦とのことで注目を集めていた。

 韓国メディアの報道では、選手関係者55人が14日に北京経由で平壌へ入り、「高麗ホテル」へ宿泊。15日午後5時半にキックオフ。翌16日午前に平壌を経ち北京経由で帰国している。

 韓国代表団のチェ・ヨンイル団長は、高麗ホテルには自分たち以外の宿泊者はいなかったと語ったようだが、韓国代表団と入れ替わりで出国した日本人旅行者へ聞くと、14日に高麗ホテルをチェックアウトするときには外国人宿泊客でいっぱいだったそうだ。

似たような状況だった2011年の日本代表

 試合があった当日は、マスゲーム公演の最終日だったためヨーロッパや中国から観光客が大勢いたようだが、韓国代表団滞在中は高麗ホテルから別のホテルへ移動させたのだろうか。

 また、韓国代表のエース孫興民選手は、ホテルへ閉じ込められて、ホテルのスタッフへ話しかけても必要最低限の返事しかなかったと平壌滞在を語っている。しかし、2011年11月に平壌で行われたFIFAワールドカップ2014ブラジル大会の3次予選で日本代表も今回の韓国代表と同様に入国手続きに長時間を要し、ホテルから外へ出られず、インターネットも国際電話もできない環境下に置かれ、当時の日本のメディアでは、「アウェイ中のアウェイ」と北朝鮮の一連の対応を非難する記事を書いている。

世界で唯一観光で平壌へ行けない韓国人

世界で唯一観光で平壌へ行けない韓国人

かつて韓国人でも板門店を陸路越境して開城まで観光できる時代があった

 そもそも北朝鮮は、観光ビザを取得して入国した外国人観光客もホテルの外へ1人では出られないし、例え招待されてゲストとして訪朝した人でも同様に1人で散歩ができない国なのだ。

 毎年、春秋に開催れる平壌マラソンへ招待選手と招待される世界的なランナーや2014年8月末に行われたアントニオ猪木氏プロデュースのプロレス興行へ参加したプロレスラーたちも同様にホテルから出ることはできず、全員一緒での移動と制限を受けているので、それが北朝鮮なのであって、今回の北朝鮮の対応が特別なことではないと感じられる。

 ましてや、世界で唯一、観光で平壌へ行くことができない韓国(アメリカは2017年9月1日から自主規制で訪朝禁止。ただし、在日韓国籍は訪朝できる)の人間なので、警戒されて厳しい監視下へ置かれるのは、ある意味で当然なのではないだろうか。

(続く)

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