休校していた北朝鮮の学校が再開と中国メディア伝える

休校していた北朝鮮の学校が再開と中国メディア伝える

北朝鮮の小学校再開を伝える中国メディア 出典『吉林日報

休校していた北朝鮮の学校が再開と中国メディア伝える

 北朝鮮の小中学校が4日、2か月ぶりに再開されたと中国国営の「中国中央テレビ(CCTV)」が伝えた。

 そのソースに驚かされた。最近、“北朝鮮美人ユーチューバー”として話題となっているウンア氏が英語で北朝鮮の現状を説明する「Echo DPRK」だったからだ。

 中国語の原文では、「朝鲜媒体“回声”」とソース紹介している。「ユーチューブ」であることは触れていない。この書き方から推測すると、中国は、Echo DPRK を1個人のユーチューブチャンネルではなく、北朝鮮国営相当のメディアと認識している可能性が高い(回声はEchoの意味)。

チャンネル名をTruthへ変更

 そもそも中国の一般の通信回線では、ユーチューブは遮断されておりアクセスできない。中国国内でアクセスできないサイトをソースにしたニュースを中国国営テレビが報じる。なんだか奇妙な感じがする。もっとも大多数の中国人はこのニュースを見てもソースがユーチューブであるとは分からないだろう。

 しかも6日にソースとなったEcho DPRK を確認すると、チャンネル名が「Truth」に変更されていた。さらにこれまで別の女性だったチャンネルアイコンもいつの間にかウンア氏に変更されているではないか。国外の反応を意識しての動きだろうか。

中国がアクセスできないユーチューブをソースにしてまで伝えた意図は?


“I Missed You, My School”(Un A’s Pyongyang Tour Series)

 さて、CCTVでは、北朝鮮国内の全学校は6月3日授業を再開し、3日の始業式はビデオ上映で行われるなど人の接触を避ける工夫が行われている。

 児童、生徒らは全員マスク着用で授業を受けている。北朝鮮の小中学校は、新型コロナウイルス感染防止対策のため2か月間、休校だったと報じた。

 CCTVの内容をさらに活字記事にした『吉林日報』では、小学校の児童と見られる子どもたち全員がマスクをして何かを書き写すような様子(ソースのTruthではこれが英語学習だと分かる)と教科書を音読するような授業風景2枚を掲載している。

 子どもたちは机は隣り合っていて距離は取られていない。また、児童たちが装着しているマスクは白、黒、ピンク、水玉、ベージュ、薄い青など色とどりであることが確認できる。Truthの動画で見るとマスクは不織布マスクではなく布マスクのように思える。

 CCTVがこのニュースをさらりではあるが報じる意図は不明である。北朝鮮は1月22日から外国人観光客の入国を停止し、2月1日以降は、国境を封鎖したため貿易関係者など業務での往来者も入出国できない状況が続いている。

(続く)

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