昨年12月末に密かに休館

昨年12月末に密かに休館

このようなステージショーが定期開催されていたのかは不明(出典 中朝文化展覧館)

昨年12月末に密かに休館

 北朝鮮文化施設では世界1の規模を誇る展覧館が中朝国境の丹東にあった。

 「中朝文化展覧館」は、2016年に開館した施設で、断橋から鴨緑江を背にタクシーで10分くらいの場所にある。

 この中朝文化展覧館は現在、休館している。新型コロナウイルスによる観光客の減少が原因かと思いきや閉館したのは新型コロナが世界中で蔓延する直前の昨年12月末からだった。

丹東以外での知名度ゼロの世界1(?)の北朝鮮展覧館

 中朝文化展覧館は世界1の規模の施設でありながら知名度がまったくない謎に包まれた展覧館。なんせ大連や瀋陽の朝鮮族の旅行会社関係者でも知らないくらいだから丹東の人間以外は認知されていなかったのかもしれない。

 ホームページを見るとかなりの大規模施設であることが分かる。

 ホール1から3までは北朝鮮の著名な芸術家の絵画が展示され、ホール4は陶器や彫刻、調度品などを展示。ホール5はその他の収蔵品1万点を展示してあると紹介している。

 他にも中朝友好館エリアには、北朝鮮3代の指導者と中国との関係や中朝友情の歴史。北朝鮮指導者の功績を政治、軍事、生活などに分けて紹介。未公開写真もあると意味ありげな一文もある。

劇場や北朝鮮国営ショップ併設

 さらに多くの人が関心を持ちそうなのが400人が同時に観覧できる劇場が併設されていることだ。1500平米の劇場には巨大スクリーンやLED照明、最新鋭の音響設備を完備するステージがあり北朝鮮レストランを超える超本格派ステージショーを楽しむことがができる。このステージショーが中朝文化展覧館の目玉のようだ。

 劇場の隣には朝鮮美食館という食文化が楽しめるレストランフロアがあり朝鮮美食館は6000平米の広さに400席あるとなっている。

 おまけに北朝鮮製品が販売されている北朝鮮国営ショッピングゾーンもあり、北朝鮮製の宝飾品や健康グッズ、高麗人参や天然素材を使った食品、化粧品、酒なども売られているようだ。公式サイトの写真には民族衣装の人形、花の装飾がきれいなハンドバッグ、ペン立てのような人間を模した焼き物などが確認できる。

120人の北朝鮮芸術家が創作活動

120人の北朝鮮芸術家が創作活動

北朝鮮人芸術家の創作活動エリア(出典 中朝文化展覧館)

120人の北朝鮮芸術家が創作活動

 公式サイト上では中朝合同で運営される中朝文化展覧館は北朝鮮国外では中国最大規模(すなわち世界1)の民間文化芸術展示館と書かれているが、ショッピングゾーンは北朝鮮国営を謳っている。

 屋外には北朝鮮民俗体験広場があり、北朝鮮の伝統的な家屋や生活を体験することができるらしい。

 加えて公式サイトで強調されているのが中朝文化展覧館は優れた芸術家の創作活動の場を提供し才能ある芸術家を育成することも目的としていると紹介している。

 芸術創作エリアでは120人もの北朝鮮人の芸術家たちが創作活動や生活ができ創作活動を見学することができるとも大きめに謳っている。

(続く)

参考サイト
中朝文化展覧館(中国語)

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