鳴り続ける呼び出し音

鳴り続ける呼び出し音

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鳴り続ける呼び出し音

400人観覧の世界1北朝鮮ショー施設 コロナ禍前に休館(1/2)の続き。

 中国1の規模ということは、すなわち世界1の規模の北朝鮮文化芸術展示館と言っても過言ではないだろう。

 しかし、2016年1月上旬ごろに開館して以降、まったく知られていなかった上、昨年12月末にひっそりと休館していて現在も再開されていない。

 平日の昼前に代表電話へかけてみると呼び出し音は確認できるも誰も出ない。呼び出し音が鳴るということは電話回線自体は生きているということを意味する。

芸術家含めて200人の北朝鮮人が雇用か

 中国は固定電話の基本料金が数か月ほど未払いになると無効となり、電話をかけると呼び出し音ではなく、回線が無効であるというアナウンスが流れるはずなので電話回線契約は継続されていると推測される。

 公式サイトの説明通りに解釈すると北朝鮮人芸術家120人にステージショー関係者、レストランや売店スタッフ、館内案内人まで合わせると200人以上が雇用されているのではと思われるのだが、彼女たちはコロナ禍なの中どこへ行ったのだろうか。

 新型コロナ対策で中朝国境が完全封鎖されたのは2月上旬だったので、その前に帰国したのであろうか。それとも別のレストランや工場などへ配置転換をしたとも考えられる。

国家3A級景勝地で世界1の規模だけど不人気だった

 中朝文化展覧館は無料ではない。入館料50元(約790円)かかる。もちろん食事代や北朝鮮製品、グッズ代は別料金だ。

 入館料790円は日本人感覚だと安いかもしれない。しかし、丹東の市内バス1元(約17円)、タクシー初乗り6元(約95円)、丹東を代表する観光地である断橋で入場料30元(470円)と考えると現地感覚だとやや高いのかもしれない。

 とはいえ国家AAA級景勝地(最高級はAAAAA=5A級)指定の観光地なのでさぞかし人気があったのではないか。

 丹東でよく知られる日本語ガイド閻宇飛さんに聞いてみたところ、

 「まったく人気がないから休館しました。働いていた(北)朝鮮人スタッフは30人、40人くらいだったのではないでしょうか。このまま閉鎖されるのではないかと聞いています。一般的な中国人は絵画や彫刻品にあまり関心がなく、ましてや朝鮮の芸術品に多額のお金を出して買いたいという人は少ないと思いますね」(閻さん)

 そうすると、新型コロナでもなく、集客できていなかったから休館したということになるのだろうか。

北朝鮮絵画やグッズをアリババで販売

 公式サイトトップページにはオンラインショップがある。リンク先はECサイトの「アリババ」であることが確認できる。アリババは「淘宝網」と同じアリババグループが運営しているが、淘宝網は一般消費者向け、アリババはオンライン卸売市場なのでロット売りの小売業者向けとなる。

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