5か月間で134万人訪タイ

5か月間で134万人訪タイ

タイ国内の観光地はタイ人による観光ですでに活気はだいぶ戻っている

 タイは、新型コロナウイルスの国内感染拡大を最小限にとどめるべく2020年3月26日から鎖国とも言える厳しい入国規制を実施。

 しかし、観光収入がこれまで多かったことと、世界的にコロナへの脅威が落ち着いてきたことを踏まえ、タイ政府は、徐々に外国人観光客への入国規制を緩和してきた。

 2022年6月下旬現在は、韓国人や日本人などもかなり容易にタイへの渡航が可能になっている。

 タイ政府観光庁が地元メディアに語った内容によると、2022年1月~5月の5か月間で延べ133万6068人の外国人観光客がタイを訪れた。

 国籍別で最も多かったのがインド人で12万3606人、続いて英国9万6323人、隣国のマレーシアから7万8523人、さらにドイツ7万7707人、米国7万2482人となっている。

 物流関係や商用ビザを取得した特定地域の人の入国は、規制中も若干あったものの、観光目的での受け入れが確実に増えつつある。

まだ最盛期2019年の11分の1ほど

 ただ、やはりコロナ禍以前の全盛期にはまだ遠いのも事実だ。

 パンデミック前年の2019年が外国人観光者数のピークにあたり3979万7406人。すなわち、約3980万の観光客が訪れている。月間にすれば300万人超なので、今年最初の5か月間で134万人は、まだまだ少ない。

 2019年の入国者国籍別では、中国が約1099万人、マレーシアから約417万人、インドは約200万人、続いて韓国人で約189万人、隣国のラオスからは約185万人。日本人はこれらに続いて6番目に多くおよそ180万人だった。

 先の2022年度の国籍別では、インド人が多く、やはり2019年度から急増していた。マレーシアは隣国であることもあって、出入国者数は以前より多い。

 韓国人は、近年だと日本人よりも多くの観光客が訪れているが、日本同様に2022年の5か月間の入国者数は伸び悩んでいる。

7月のさらなる緩和に期待?

7月のさらなる緩和に期待?

規制が最も厳しかった2020年半ばのスワナプーム国際空港。夜とはいえ、こんなに人がいないところを見たことがない

 一方で2019年以前の入国者数ランキングでは、日本よりもずっと下だった英国やドイツ、米国からの入国者数が増加。

 ここから読み取れることは、「タイがいくら規制を緩和しても、帰国する国の規制が厳しい状況では、なかなか海外旅行が復活しない」ということだ。

 これはタイ在住日本人などが懸念する情報と一致しており、規制緩和で確かに外国人が増えたものの、欧米人が特に多く感じ、韓国人や日本人はあまり見かけないという。

 同様の現象は、同じように規制緩和に大きく舵を切ったベトナムでも見られるようで、特にこれまで多かった韓国人の入国者は思ったより増えていないようだ。

 タイ政府は7月1日よりさらに規制を緩和し、外国人がより容易に訪タイできるようにすることが決まっている。

 日本や韓国も出入国の規制を徐々に緩和し始めているところであり、日本人や韓国人がタイへ気軽に渡航するようになるのは、早くてこの夏。遅ければ、秋以降になる見込みとなりそうだ。

高田 胤臣(たかだ たねおみ)
タイ在住ライター。2002年から現在にいたるまでバンコクで過ごしている。『バンコクアソビ』(イースト・プレス・2018年)、『バンコク 裏の歩き方【2019-20年度版】』(彩図社、2019年・皿井タレー共書)、『ベトナム裏の歩き方』(彩図社、2019年)など、近著『亜細亜熱帯怪談』(晶文社、2019年・監修丸山ゴンザレス)。
@NatureNENEAM
在住歴20年が話したい本当のタイと見てきたこととうまい話と(note)

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