羅先は平壌より4割安く旅できる

羅先は平壌より4割安く旅できる

北朝鮮・羅先特別市

北朝鮮からロシアへ鉄道出国できる羅先 3つの日本人旅行者にとっての魅力(1/2)の続き。

 続いては、旅費が安いという点だ。平壌まで最安の往復国際列車2泊3日と羅先2泊3日で旅費を比較すると羅先は約40パーセントオフで行ける。1泊2日だとちょっと割高に感じるが2泊3日となると高コスパとなる。平壌なら1人旅で15万円を超える2泊3日の旅が羅先なら10万円を切る旅費で旅行できる(シングル利用料込み)。

 最後は、今年はこの目的で羅先を旅する人が増えているそうだが、北朝鮮からロシアへ国際列車で出国することができる点だ。

 朝ロの国境の北朝鮮側の豆満江駅から乗車し、5キロメートル、10分ほどでロシア側のはハサン駅へ到着するというまさに陸路で国境を接していることを体感することができる。

 つまり、数日間で、中国、北朝鮮、ロシアという3か国を陸路で越境するという旅ができるのが羅先の大きな魅力の1つとなっている。

月7本ロシアへの国際列車が走る

 日本人がロシアへ行く場合は、現在でもビザが必要であるが、ロシア極東地区限定でオンライン申請で簡単にしかも無料で電子ビザが取得できるようになったので直前(入国4日前まで)でもビザが取れるようになり格段に便利になっている。

 豆満江駅発でロシアへの国際列車は、毎月、4、8、12、18、20、24、28日の月7本運行されている。行き先はモスクワと、ハバロフスク(20日)となっている。行く気になれば1週間ほど揺られてモスクワまで行くこともできるが、そんな時間に余裕がある日本人旅行者は少ないためかウスリースクで下車して、乗り換えるか、本数が多いバスでウラジオストクへ移動して帰国する旅行者がほとんどのようだ。

 ロシアへの国際列車は別料金で、現地払いとなる。ちなみに、豆満江駅からウスリースク駅までのチケット代は60ドル(約6500円)となる。ハサン駅で台車交換作業を行う。

 ただし、この国際列車利用には注意が必要となる。北朝鮮曰く、ロシア側の都合で、1週間前など直前で一方的に運休になることが多く、旅行者だけでなく旅行会社も頭を悩ませるところだ。

ロシアらしく(?)直前運休になることも

ロシアらしく(?)直前運休になることも

豆満江駅 出典 [Public domain], via Wikimedia Commons

ロシアらしく(?)直前運休になることも

 さらに不思議なことにロシアから北朝鮮へ入国する逆パターンの国際列車のチケットは事実上、買うことができない。その理由は、中国朝鮮族が働くウラジオストクの旅行会社によると、ロシアの各旅行会社は国際列車の運休リスクを恐れて外国人に販売しないためだそうだ。実にロシアらしい。

 直前で豆満江発のロシアの国際列車が運休になったけど、帰国は、ウラジオストクからの帰国便を購入しているという場合は、羅先から中国琿春へ移動し、琿春からウラジオストクへの国際バスへ移動するする方法がある。琿春からウラジオストクやウスリースクへの国際バスは毎日午前中に運行されている。ただし、出発時間は前日に確認しないと分からないというこれまたロシアらしいバスになっている。

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