民主党のバイデン氏が米大統領選で勝利宣言へ

民主党のバイデン氏が米大統領選で勝利宣言へ

2019年2月ハノイ会談に臨む金正恩委員長とトランプ大統領(提供「コリアメディア」)

 米大統領選は7日(日本時間8日)、ジョー・バイデン前副大統領が当選に必要な選挙人の過半数ライン(270人)を超え、当選を確実にしたと複数の米メディアが伝えた。

 これを受けてバイデン氏は「私はすべての米国人のための大統領になる」と勝利宣言を発表。

 当選が確定すれば、バイデン氏は来年1月20日に第46代大統領に就任するが、トランプ大統領は「選挙はまったく終わっていない」と結果を受け入れない声明を出し、法廷闘争を続ける考えを明確にしている。

 そのため、次期大統領確定までにもうしばらく時間がかかることが予想されるが、現時点で次期大統領として有力となったバイデン氏が今後、北朝鮮に対してどのような方針を掲げるのか注目が集まる。

金正恩委員長を「悪党」と呼ぶバイデン氏

 バイデン氏はトランプ大統領と異なり、北朝鮮の核・ミサイル保有や人権問題などに対して厳しい姿勢を見せている。

 10月22日の大統領候補者の討論会では、トランプ大統領は過去3回の金正恩委員長との会談によって、「良好な首脳関係を築いたことで、数百万人が犠牲になる核戦争を回避した」とアピールしていた。これに対して、バイデン氏は「(トランプ大統領は)北朝鮮を正当化した。仲良しという話だが、その仲良しの相手は『thug』(悪党、ちんぴら)だ」と非難している。

 また、トランプ大統領が「外国の指導者(金正恩)と良好な関係だというのは良いことだ」と反論したところ、バイデン氏は「まるでヨーロッパ侵攻前のヒトラーと(宥和政策によって)友好関係にあったと言うようなものだ」とまで述べた。金正恩委員長をヒトラーと同一視するかのような発言である。

 北朝鮮は米大統領選の結果を静観する姿勢を貫いてなのか、この討論会でのバイデン氏の発言に対して反応を見せていない。

北朝鮮はバイデン氏を「狂犬」と呼んで非難の応酬

 ただ、これ以前にはバイデン氏と北朝鮮との間では非難の応酬が続いていた。

 たとえば、2019年5月18日にバイデン氏は集会演説で、トランプ大統領が「プーチン大統領や金正恩のような独裁者や暴君を受け入れている」と指摘した。トランプ大統領への非難が主目的ではあるが、金正恩委員長を「暴君」と呼んだのである.

 これに対して、北朝鮮国営メディア「朝鮮中央放送」(5月22日)は、「我々の最高尊厳(金正恩委員長)を冒涜する妄言を口にしたことは大変な政治的挑発」であると指摘。さらにバイデン氏を「人間として備えなければならない初歩的な品格すらない」と非難したのである。

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