バイデン政権は北朝鮮への圧力を強めるのか?

 つまり、米朝交渉が継続されるとしても、首脳外交ではなく実務者会議に重きを置いた外交に転換されると見るべきだろう。

 とは言え、当面の間は米朝対立が高まるリスクの方が大きい。たとえば、米国が米朝会談の合意を反故にしたり、「北朝鮮が非核化作業を先行して実施すること」を対話の条件にするのであれば、トランプ政権でもそうだったように北朝鮮は対話に臨まないとみられるからだ。

 今後、バイデン氏が北朝鮮に対して敵対的な態度をとれば、北朝鮮は「自衛手段」としてミサイル実験など軍事力強化を進めることもありえる。また、逆に北朝鮮が米国に対して攻撃的な態度を見せれば、バイデン氏がそれを「米国への脅威」として取り上げ、北朝鮮への強硬策を進めることも予想される

 韓国政府はバイデン政権に米朝対話を続けるよう働きかけるとみられるが、米朝対話の道のりは険しい。

八島 有佑

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