「軍事パレードと呼べるものではない」

「軍事パレードと呼べるものではない」

ウェイボー上では消防車登場も話題になった(提供 コリアメディア)

 北朝鮮は建国記念日となる9日深夜に軍事パレードを実施した。今回のパレードは軍事をつけるのはふさわしくないとの指摘もあるものだった。

 今回の建国記念日でのパレードについて中国国営テレビやメディアも伝えている。日本では新華社通信の影に隠れているためか、あまり知名度がない国営の中国新聞社のSNS微博(ウェイボー)投稿では、

 朝鮮民主主義人民共和国が建国73周年を記念して、現地時間9月9日午前0時から首都平壌の中心部にある金日成広場で文民軍と治安維持軍の軍事パレードが行われて、金正恩労働党総書記が出席し閲兵した。パレード後には、金日成広場では青年らによる舞踏会が行われた。

 文民軍とは、労農赤衛軍とされる。

 また、香港フェニックスニュースのウェイボー投稿では、軍事パレードは約1時間ほどで軍隊と兵器は少なく軍事パレードと呼べるものではなかった。北朝鮮は昨年10月と今年1月に軍事パレードを実施しており、年3回は異例となる。と伝えている。

中国SNSで踊る「痩了」の2文字

 これらの投稿に対して一部の投稿ではコメント欄が封鎖されているようであるが、「建国おめでとう」「韓国より良い」「もう寒そう」「今回のパレードはほとんど労農赤衛軍、つまり民兵だよ」「見た目は悪くないが中国人民解放軍よりはるかに見劣りする」「深夜にパレードするのは夜間でも韓国へ攻め込む軍事力があることを示しているから」「国旗を掲揚する姿勢が中国と同じ」「北朝鮮の同志たちがこれからも銃を手にとって社会主義体制を守ってくれることを願っている」

 また、批判的なコメントには、「なんでまた深夜?」「異質な国」「今どき軍事パレード?」などが確認できるが削除されているのか少ない。

 さらにもっとも目につくのは、金正恩(キム・ジョンウン)総書記についてへの言及だった。

 「痩せた」「別人みたいで驚いた」「これは誰?」「多くのものを失った」「演説がなかったということは別人ってことでしょ」など、特に「痩了」の2文字だけのコメントが多い。削除されることへの対策の可能性がある。

金三胖に代わり小胖

金三胖に代わり小胖

金正恩総書記と並ぶ中には李春姫(リ・チュニ)氏も(提供 コリアメディア)

 中国当局は北朝鮮側からの要請により金正恩総書記や金日成(キム・イルソン)主席、金正日(キム・ジョンイル)総書記など最高指導者を批判するコメントを規制対象としている。

 その影響で、あからさまな個人批判、中傷と判断されれば即削除されるが、抽象的なコメントであれば削除されないので、中国人ネット民はそのあたりを見極めて書き込んでいるとみられる。

 今回、一連の投稿へのコメントでは、中国のインターネット上で規制対象ワードとなり書き込めなくなった金三胖に代わって、小胖という言葉が確認できる。ウェイボーユーザーは、このような新しい隠語を駆使して削除対象から逃れているようだ。

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