南北米中の4者で終戦宣言を行うことを求める

南北米中の4者で終戦宣言を行うことを求める

国連総会で演説する文在寅大統領 出典 青瓦台公式サイト

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9月21日(米国時間)、国連総会の一般討論演説で、朝鮮戦争の終戦宣言を改めて要請し、米国と中国の支援を求めた。1953年7月、韓国と北朝鮮、米国、中国が朝鮮戦争の休戦協定に調印したが、あくまで休戦であり現在も朝鮮戦争は終結していない。

 文大統領は、南北米の3者または南北米中の4者が終戦宣言を行うことで、「非核化を不可逆的に進展させ、完全な平和を迎えることができる」と言及し、国際社会にも協力を求めた。

 今年は韓国と北朝鮮が国連に同時加盟してから30年目にあたることも踏まえ、文大統領は残りの任期で対話を進展させようと意欲を示した。

 一方、ジョー・バイデン大統領も同日の演説で、外交によって「朝鮮半島の完全な非核化を目指す」と表明した。朝鮮半島地域の安定や北朝鮮住民の生活改善にも触れ、具体的な進展を模索していると明らかにしたが、終戦宣言に関する発言はなかった。

 バイデン大統領の演説では、中国やロシアを念頭に置いた発言が目立ち、インド太平洋地域での連携を重視するとした一方、「新冷戦に発展させない」とも述べている。米国が進める中国包囲網の中で、米朝対話をどのように位置づけるか注目が寄せられる。

 なお、文大統領もバイデン大統領も、最近の北朝鮮のミサイル発射実験に関しては言及しなかった。

八島 有佑
@yashiima

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