また、合意後も元慰安婦や支援団体は、日本政府を相手に賠償を求める訴訟を度々起こしている。司法の判断は、その都度にブレまくって最終的かつ不可逆的に解決したのかどうか…、怪しい状況に。

 岸田氏は外相時代に慰安婦合意に直接携わっただけに、「この状況をどう思っているのか?」「日韓首脳会談が実現すれば、合意の確実な実行を求めて責められるのではないか?」と、そのあたりが、岸田次期首相に対する韓国側の不安感や警戒心の主因なのもしれない。
 

青山 誠(あおやま まこと)
日本や近隣アジアの近代・現代史が得意分野。著書に『浪花千栄子』(角川文庫)、『太平洋戦争の収支決算報告』(彩図社)、『江戸三〇〇藩城下町をゆく』(双葉社新書)、近著『日韓併合の収支決算報告~〝投資と回収〟から見た「植民地・朝鮮」~』(彩図社、2021年)。

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One Comment

  1. やまのり

    自民党のサポです。
    「その背後に安倍晋三元首相がチラついているから。総裁選で岸田氏を後押ししているだけに」とありますが、安倍氏
    が岸田総裁を後押ししていたという話はどこの情報ですか?高市氏を全面的に推していたはずですが。

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