実効再生産数も1.48で横ばい

実効再生産数も1.48で横ばい

24日、群山造船所再稼働協約式へ参加する文在寅大統領 出典 韓国大統領府公式ツイッター

 韓国政府が27日午前に発表した26日の新型コロナウイルスの新規陽性者数は16万3566人。

 22日、23日と17万人を越え、24日、25、26日はやや減少し16万人台と横ばい状態になっている。

 26日の重症者は663人、死者49人となる。

 実効再生産数は、1.48(25日、米ジョンズ・ホプキンス大学)。今回の波でのピークは1月31日の1.81。実効再生産数は1以上だと感染拡大するとされる数値となる。

 韓国でワクチンの2回接種を終えたのは86.5%、追加(3回目)接種を終えたのは、60.4%となる。

 公表されている使用ワクチンは、ジョンソン・エンド・ジョンソン、モデルナ、ノババックス、ファイザー、アストラゼネカの5種類(使用割合は不明)。

 現時点でも韓国は中国製のワクチンは使用していない。

 日本も追加接種を加速させているが、韓国が適切に接種されているとして、追加接種が感染抑制の有効な手段ではないことが素人目でもわかる。

 ただし、新規陽性者と比べ死者と重症者の割合が過去の波と比べ低くなっていることから、追加接種が重症化を防ぐ一定の効果を果たしているとの意見もある。

 それもあってか、27日午前中に更新された韓国大統領府の公式サイトのメッセージも、「段階的な日常生活への回復に向かって進んでいる」「致死率も下落しており、病床稼働率も安定している」のままとなっている。

 日本同様、韓国も土日は新規陽性者が減るので、明日、明後日の新規陽性者は減少するとみられる。

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