30秒で検査が終わる自動の無人ロボット

30秒で検査が終わる自動の無人ロボット

中国で夢のPCR検査ロボットが登場と報じる 出典 ウェイボー

 23日、中国国営・人民日報は、30秒で終了するPCR検査ロボットが上海に登場したとSNS微博(ウェイボー)へ投稿した。

 投稿では、研究者のコメントとして、PCR検査ロボットには視覚とパワー制御センサーが搭載されており、顔と扁桃腺の位置を識別し、綿棒を動かし分泌物を採取できる。採取した検体は、しっかりと力をコントロールし、確実に検体容器へ入れることができる。

 現在、上海では80台近くのPCR検査ロボットが稼働している。完全自動化された無人ロボットなので、PCR検査における医療スタッフの感染リスクを低減できるまさに夢の機械だ。

 と、実際に検査する動画付きで投稿し絶賛。官製や大手メディアを中心に複数シェアされている。

 この機械のアーム部分や採取動作を見ると、昨年8月に中国でシェアされた湖北省武漢とされるPCR検査ロボットに類似しているので、その進化系なのかもしれない。

 PCR検査を自動化するロボットを国営メディアが報じた。つまり、中国は今後もPCR検査を新型コロナウイルス対策の中心に据えるゼロコロナ政策を堅持することを意味していると思われる。

 中国政府は、いまだにPCR検査の回数を増やせば増やすほど感染拡大を抑制できると考えているのだろうか。

新型コロナの検査方法ではなかったPCR検査

 PCR検査は中国語で核酸検測と呼ぶ。

 漢字の通り、PCR検査は本来、デオキシリボ核酸(DNA)を複製して増幅させることで解析する方法であって、新型コロナウイルスの検査方法ではない。

 発熱やせきなどの症状がある人が、新型コロナウイルスによるものかを確定するためにPCR検査が用いられたことで、現在のように新型コロナの検査方法のようになった経緯がある。

 日本では、新型コロナ流行当初から「PCR検査は偽陽性も多く万能ではない。参考程度にするべきだ」「無症状で元気な人をPCR検査してもウイルスの粒を拾って陽性になることがある。健康な人に用いるべきではない」「PCR検査は新型コロナだと特定することはできるが、感染拡大を抑制する手段にはならない」などの意見が専門家の間から出されていた。

カルトじみたK防疫を大絶賛した一部の日本人

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一般的なPCR検査方法(タイ・プーケット)

カルトじみたK防疫を大絶賛した一部の日本人

 一方、世界のK防疫と喧伝して一世を風靡(ふうび)したのが韓国だ。

 韓国は、現在の中国のように徹底したPCR検査をすることで、感染拡大を抑制できると信じ込み、陽性になるまで1日に4回も5回も検査をするような常軌を逸した「PCR検査万能論」に包まれ、異論は許されない雰囲気だった。

 韓国であればインターネットで、PCR検査の良い面、悪い面など様々な情報が簡単に入手できたはずだが、官民一体となって同じ方向へ突き進んだようだ。

 日本のジャーナリストや医療関係者の中には、韓国のカルトじみたPCR検査万能論を大絶賛し、日本政府を批判する材料にしていた人たちも少なくなかった。

PCR検査ロボットの売り込み先は?

 さて、中国政府は、このPCR検査ロボットをどこへアピールしたいのか。

 売り込み先として考えられそうなのは、中国のゼロコロナ政策をまねすると公言した北朝鮮あたりなのではないだろうか。
 
 PCR検査を行うとDNA情報が採取できるため、もし、中国の技術が北朝鮮へ人道支援という名目でセット導入され、北朝鮮の全人口約2600万人への大規模検査ができれば、中国はすべての北朝鮮人の個人情報を手に入れることができてしまうわけだ。

 いまだに都市封鎖(ロックダウン)が続く上海の人口は2600万人とされる。北朝鮮の総人口とほぼ同じである。

 要するに、中国にとって北朝鮮人全員のPCR検査することは造作もないということだ。

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