軽症者に肺炎はいないが…

軽症者に肺炎はいないが…

新型コロナ陽性者の肺炎発症状況を伝える記事 出典 百度(バイドゥ)

 中国国営の中国中央テレビ(CCTV)は8日午前、、昨年12月上旬から爆速感染が進む新型コロナウイルスによる肺炎発症の現状を伝えた。

 「乙類対応へ引き下げ後の全国の流行現状:陽性後に肺炎を発症した人は約8%」

 中国国家衛生委員会の焦雅輝医務局長は、「中国全国の診断と治療報告では、軽症者には、発熱、せき、喉の痛みなどの症状が確認できるが、肺炎の発症は報告されていない。

 2022年、我が国のオミクロン株への感染者の臨床例を見ると、感染者のうち肺炎を発症する割合は低く約8%となる。

 現在、感染者が急増中のため、肺炎患者の絶対数も多くなる。いくら肺炎発症率が8%であっても中国は人口が多いので、肺炎を発症する患者数は少なくない」

「ナンセンス!」残る批判コメント

「ナンセンス!」残る批判コメント

記事へ書き込まれたコメント 出典 百度(バイドゥ)

 焦局長の発言を掲載した中国共産党機関紙の北京日報の記事へは、「世界中の誰もが逃れない。毒性は低下している」「高齢者、乳児、妊婦、ワクチンを受けられない人など高リスクグループへの適切な国の対策を願っている」というコメントが確認できる。

 肯定的なコメントよりも多い批判的なコメントは、「肺炎をどう治療するか?どんな薬を使うか?を知りたい。こんな机上の空論は知りたくない」「それなら、うちの家族はその割合を超えている。私たち夫婦のそれぞれの両親4人が全員新型コロナから肺炎を発症している」「そのデータは信用できるのか?」「ナンセンス!」「8%は小さくない。10億人なら8000万人が肺炎にかかっていることを意味し、15億人なら1億2000万人が肺炎にかかっていることを意味するんだぞ!」などが確認できる。

 最初のコメント書き込みから7時間ほど経つが、現時点でも批判的なコメントも残されている。これらは近いうちに削除されると思われる。

肺炎で亡くなる高齢者が12月から急増?

 中国政府の今回の発表は、「オミクロン株の毒性は低下している」「(感染しても)99%が軽症」と国内向けに繰り返し喧伝してきたが、高齢者を中心に肺炎で死亡するケースが急増していることが背景にあるとみられる。

 「先月、親戚の高齢女性が肺炎で亡くなりましたが、死因は肺炎なっていました。新型コロナとの関係は曖昧になっています。今、こんな高齢者の死亡が増えていますよ」(遼寧省瀋陽の在住者)

 中国の感染症分類は、対応が厳しい順に甲乙丙と3段階に分かれている。

 これまで中国政府は、コレラやペストと同じ最も厳しい甲類対応を指示してきた。8日からは、これまでの甲類対応を乙類対応へ水準を正式に引き下げた。

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