アマゾン入庫待ちでプレミアム化

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メルカリ上で新書購入価格を越える高価格で売買される反日種族主義

アマゾン入庫待ちでプレミアム化

 今月14日に発売されて予想以上に売れているのか「アマゾン」でも売り切れている『反日種族主義』(文藝春秋・李栄薫ら著)。同書は今年7月に韓国で原書が発売されてこのジャンルでは異例の11万部が売れているとして日本でも高い関心を集めていた本だ。

 予想以上に売れたためか地方の書店では売り切れ店が続出して購入できない状態が続き、アマゾンでは次回入庫が12月4日となっている。入手が難しいためかプレミア価値がついており、新書購入価格1760円(税込み)よりも高い価格で個人フリマ大手「メルカリ」や「ヤフオク」などでは取引されている。

 売買されているものの中にはメルカリへの手数料や送料を引いても転売益が出る価格で取引されているものも多い。この現象は首都圏などの一部大型書店では、まだ在庫があるため新書で仕入れても転売益を得ることができるために起こっている。

紀伊國屋書店ランキング月間総合1位。日本語版25万部突破

紀伊國屋書店ランキング月間総合1位。日本語版25万部突破

マレーシアのクアラルンプールにある紀伊國屋書店

 実際、大分の朝鮮半島研究者は、地元の書店では売り切れてしまって購入することができないため東京在住の知り合いに頼みオンラインで店舗ごとの在庫状況が確認できる「有隣堂」の在庫がある店舗で5冊購入して送ってもらったという。宅配便代と手数料を入れて5冊で2000円ほど多く支払って入手したといい、「買えないと分かると人間は余計に買いたくなるものだ」と苦笑いする。

 そんな転売現象まで起こっている反日種族主義は、全国の書店が新書の追加入庫の参考にするという大手書店「紀伊國屋書店」の売上ランキングにて、月間総合で1位、予約総合で5位となっている(11月27日現在)。すでに日本での発行部数は、韓国での部数の2倍を越える25万部を突破している。

2人の女性が翻訳し久保田るり子氏と西岡力氏が編集協力

 反日種族主義を手に取ると訳者名がないことに気づく。日本語版 序文を読むと翻訳したのは、李栄薫氏が校長を務める李承晩学堂の終了生でソウル在住の日本人女性と大阪在住の韓国人女性と2人の女性が翻訳したものと說明されている。

 また、編集協力として、文末の解説も書いている『産経新聞』の久保田るり子氏と西岡力麗澤大学客員教授が協力しているため、若干、原書に色が入っているかもしれないと頭の片隅に置いておいてもいいと言える。ぜひ原書と日本語版の両方を読み込み比較した感想、書評も参考したいところだ。 

プロローグ嘘の国、白頭山神話の内幕、鉄杭神話、公娼制の成立と文化などに着目

 反日種族主義は、プロローグ嘘の国から衝撃を与える事実を読者へ伝えるところから始まる。日本では注目されている慰安婦やいわゆる徴用工問題は関心が高いトピックだろう。加えて、北朝鮮との関連もある第2部11の白頭山神話の内幕にも注目したい。朝鮮の国慶日(建国記念日)とされる天開節、白頭山信奉はいつから始まったのか。

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