日本に伝わらない韓国の多様な声

日本に伝わらない韓国の多様な声

pennmike鄭奎載TV(キャプション)

日本に伝わらない韓国の多様な声

 日韓関係は、1965年の国交正常化以後、最悪といわれる状態が続いている。日本糾弾デモや日本製品不買運動などのニュースが連日報じられる中、両国民間の相互不信も強まり、「韓国は反日一色」、「話が通じない国」と感じている人も多いのではないだろうか。だが、ネイバーなどニュースサイトで、韓国人のコメントや投稿を読んでみると、反日一色というわけではなく、自国外交政策へ辛辣な批判も数多い。

 特に最近では、動画共有サービス「ユーチューブ」を中心に多くの保守派論客が活躍、既存メディアとは一線を画した独自の主張を展開しており、日本を擁護する主張も珍しくない。そこで、今回は、そんな韓国の保守ユーチューバーの動向について紹介してみたい。

ランキングの上位を保守ユーチューバーが独占

 統計によると、今年の5月現在、韓国人が開設した政治・社会・経済関連のユーチューブチャンネルは116チャンネルあった。このうち、累計の動画再生回数ランキングを見ると、保守ユーチューバーのチャンネル(★印)は申恵植・独立新聞代表の「神の一手(シネハンス)」を筆頭に上位10位圏に7チャンネルがランクインしている。

【ユーチューブ累計動画再生回数ランキング】
1位「神の一手(シネハンス)」 3億203万★
2位「黄壮秀のニュースブリーフィング」 2億6476万★
3位「pennmike鄭奎載TV」 2億4221万★
4位「mediamongu 」 1億8063万
5位「趙甲済TV 」 1億319万★
6位「トボン朴弘基」 9458万
7位「チャムケ放送」 9382万★
8位「高成国TV 」 9130万★
9位「ニュースタウンTV」 8332万★
10位「ソウルの声」 7662万

 また、50歳以上の論客が運営するチャンネルの登録者数ランキングは次の通りだった。

 1位こそ左派の論客、柳時敏・盧武鉉財団理事長が運営する「人が暮らす世の中」が占めたものの、こちらも保守論客が上位を独占している。

【ユーチューブ・チャンネル登録者数ランキング】
1位「人が暮らす世の中 盧武鉉財団」(柳時敏・盧武鉉財団理事長)79万人
2位「神の一手(シネハンス)」(申恵植・独立新聞代表)71万人★ 
3位「pennmike鄭奎載TV」(鄭奎載・前韓国経済論説顧問)45万人★ 
4位「黄壮秀のニュースブリーフィング」(黄壮秀・未来経営研究所所長)39万人★
5位「高成国TV」(高成国・政治評論家)34万人★
6位「秦聖昊放送」(秦聖昊・前セヌリ党議員)30万人★
7位「ニュースタウンTV」(孫相允・medipharmニュース会長)29万人★
8位「TVホンカコーラ」(洪準杓・前自由韓国党代表)27万人★ 
9位「ガロセロ研究所」(康容碩・弁護士)27万人★

保守系チャンネルが急増した背景

保守系チャンネルが急増した背景

ユーチューブ累計動画再生回数ランキング 出典 『朝鮮日報

保守系チャンネルが急増した背景

 『朝鮮日報』の分析によると、保守派のチャンネルは、ムン・ジェイン政権の誕生後に急増した。その辺の事情を、あるマスコミ関係者は、「時事番組に出演していた保守論客がテレビから姿を消し、保守傾向の視聴者も、テレビからユーチューブ中心の視聴スタイルと移行しているようだ」と語っている。

 ロウソク集会や大統領弾劾を主導した「KBS」など政権寄りの地上派放送、自分たちの声を伝えてくれない既存メディアへの不満や不信が、ユーチューブにおける保守チャンネルの人気につながっている面もあるようだ。好きなときに好きなタイミングで直接、支持者やファンに訴えることのできるネットの威力は大きく、視聴者の方も、コメントを残したり、募金(視聴者ファンディング)するなど、自分たちの思いを代弁してくれるメディアとして歓迎している。

(続く)


신의한수가 급합니다!!! 100만 프로젝트!!!

 神の一手(シネハンス)のユーチューブトップサイト動画。

熱川 逸(フリーライター)

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