軍事パレードとミサイル発射に注目が集まる

軍事パレードとミサイル発射に注目が集まる

10万人規模で演じられるマスゲーム公演

 10月10日は朝鮮労働党創建日。今年は75周年の節目の年となるため、北朝鮮はコロナ禍で観光入国も貿易も停止する中であるが軍事パレードの動きがあるとアメリカの研究機関などが分析している。

 日本や韓国など周辺国は朝鮮労働党創建日に合わせてミサイル発射を実施する可能性もあるため注視している。

 米研究機関は衛星写真からの軍事パレードの予行練習で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を運搬する大型車と見られるものも確認できることから射程圏内となるアメリカも注視し始めている。

招待客向けのマスゲーム特別公演も

 また、同日、朝鮮労働党創建日を盛大に祝うためにマスゲームを開催するのではとの情報もある。

 マスゲームは2002年からのアリラン祭以降、メーデースタジアムで開催するのが慣例となっている。

 メーデースタジアムは収容人数11万人超とされ、マスゲームではスタジアムを半分に仕切り、客席は全体の5分の2ほどで開催されるためマスゲームの観覧席は3、4万人ほどとなる。

 特に昨年は4か月を超えるマスゲーム公演が北朝鮮最大の外貨獲得手段となっていたが、今年はまったく稼げずにいる。
 
 10月10日、平壌に滞在する観光客はゼロ人なので、仮に10月10日にマスゲーム公演を開催するとしたら観覧するのは招待客のみとなる。

 そうすると公演内容は招待客を意識した特別公演になるとみられる。前例がある。一般客を締め出して開催された2018年9月の文在寅大統領や2019年6月の習近平国家主席の平壌訪問でのマスゲーム公演に近いものになるのではないだろうか。

 ともに通常のマスゲームに加え両国の友好をアピールする演奏や独唱などを演目に入れてマスゲーム自体を短くした特別バーションだった。これならマスゲームの練習期間も短くできそうだ。

中国朝鮮族へ招待状は届いていない。マスゲームユーチューブ発信?

 さて、そのまま仮説で話を進めていくと、招待するとしたら中国共産党幹部や貿易、投資などで関わりが深い朝鮮族、ロシア高官あたりになるが、現時点でも朝鮮族関係者へ招待状は届いていないという。

 「招待を受けても朝鮮入国後に隔離されないという保障がないと誰も行かないでしょう。新型コロナで皆さん本業が大変なときに数週間も仕事が止まると死活問題になりますから」(朝鮮族実業家)

 中国やロシア政府関係者が国賓として招待され、あとは平壌の各国大使館関係者、駐在員を招待してマスゲーム公演を開催する可能性がある。

 新型コロナ対策での国境封鎖後、外交官がロシア経由で北朝鮮を離れた報道があったのでどの程度の人数が平壌に残っているのか不明であるが、体制維持をアピールする重要な日であることは間違いない。

 ほぼ無観客マスゲームになるのでユーチューブチャンネル「Echo of Truth」でウンアがマスゲーム全編を世界へ発信するなんてことを期待している。

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