偉大な嚮導を演目に1年ぶりのマスゲーム公演

偉大な嚮導を演目に1年ぶりのマスゲーム公演

12日からのマスゲーム公演を発表 出典「こだま」

偉大な嚮導を演目に1年ぶりのマスゲーム公演

 北朝鮮の「アリラン協会」は公式サイト「こだま(메아리)」で9日、明日の朝鮮労働党創建記念日を祝うため12日から31日まで平壌でマスゲーム公演を開催すると発表した。

 アリラン協会は非国営団体とされる。会場は2002年からのアリラン祭から継続的に使われているメーデースタジアム。マスゲームの演目は、「偉大な嚮導(きょうどう)」となる。

 朝鮮労働党創建記念日に合わせてマスゲームの練習が確認されていたので開催するであろうとは予想されていた。しかし、10日の当日には開催せず、12日から10月いっぱい公演するとのこと。予想より長く公演するようだ。

 マスゲーム公演は昨年10月15日以来1年ぶりとなる。

誰が観覧するのか?10月末の夜の平壌は冷える

 気になるのは誰が今回のマスゲームを観覧するのかとなる。約3週間のマスゲーム開催期間中に中国やロシアからの招待客が観覧することが考えられる。

 現在、北朝鮮は海外からの観光客をすべて停止しているため一般旅行者がマスゲームを観覧する可能性は極めて低い。

 そうすると考えられるのは、中国やロシアからの招待客や平壌の大使館関係者、駐在員、留学生あたりになるとみられる。

 開催時間の情報は現時点ではないが、前例から午後8時など夕方以降になるとするとかなり冷え込むことが予想される。

ユーチューバーウンアの「Echo of Truth」登録者数3.78万人

 もし国賓級の大物ゲストが訪朝して観覧することがあれば昨年6月の習近平国家主席のような独占状態で開催されるだろう。それを除けば、平壌市民を大動員するか、もしくは、ほぼ無観客で開催されるのかもしれない。

 そこで注目されるのはユーチューブなど動画共有サイトやSNSを通じた世界配信の可能性だ。

 KWTでも取り上げた“美人”ユーチューバー「ウンア」が流暢な英語で海外報道へ反論したり、平壌の現状をレポート形式で伝える「Echo of Truth」のチャンネル登録者数は3万7800人ほど。正直、あまりインパクトがある拡散になるとは考えられない。

 とはいえ、マスゲームが配信されたらぜひ見たいという声はあるので、再生回数はそれなりに稼ぐことができるかもしれない。

中国のSNS発で“バズる”か?

 しかし、もっと拡散するかもしれないが中国の動画共有サイトやSNSだ。「ビリビリ動画」の「NewDPRK」の登録者数は6万7000人。その元である「微博(ウェイボー)」の同名NewDPRK57万人もフォローされている。SNSから動画共有サイトへ誘導する流れを作ればかなり「バズる」ことが予想される。

 北朝鮮はコロナ禍で世界中で国際移動が制限される異例な状況下で迎える10月10日の朝鮮労働党創建記念日にどのような動画をインターネットを通じて配信するのか注目を集めそうだ。

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