2回目の接種が進められない

 ワクチン接種が始まった頃には、英国でもとりあえず1回目の接種率を高めようと同様の方針がとられた。感染力の強い変異種が流行する以前なら、これでも十分な予防効果があるという判断だろうか。しかし、強力なデルタ株の出現により、状況は大きく変わった。

 ワクチンを自国で生産できる英国とは違って、ワクチン不足の韓国では状況の変化に対応するのが難しい。1回目の接種に物量を使い切ってしまい、在庫がほとんどない状態だとも言われる。2回目の接種を進めたくても進められない。それだけに危機意識が強くなるのも当然だろうか。

青山 誠(あおやま まこと)
日本や近隣アジアの近代・現代史が得意分野。著書に『浪花千栄子』(角川文庫)、『太平洋戦争の収支決算報告』(彩図社)、『江戸三〇〇藩城下町をゆく』(双葉社新書)などがある。

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