対米非難も引き続き米朝対話も視野に

 このように北朝鮮外務省は、中国やロシアの報道を引用する形で米国のアフガニスタン政策を強く非難した。

 北朝鮮はこれまでタリバン政権を承認していないが、アフガニスタンにおける米軍の軍事行動には一貫して批判的であり、必ずしも敵対するものではない。テロ行為には賛同しないものの、北朝鮮は「反米」という観点ではタリバンと一致している。タリバン政権承認を巡ってロシアは慎重な姿勢であるが、中国はタリバン政権を容認する方針であり、中ロの動き次第では北朝鮮とタリバンの関係性にも変化があるかもしれない。

 なお、北朝鮮がアフガニスタン問題で米国を非難することと、米朝対話とは切り離して考えるべきであろう。

 北朝鮮外務省は今回、政府としてのアフガニスタン問題に関する立場を明らかにしたのであり、対決と対話を「両にらみ」している対米方針に変更はないとみられる。

八島有佑
@yashiima

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