中国サーバを利用したらICP登録が義務

中国サーバを利用したらICP登録が義務

北朝鮮との接点が多い中国瀋陽

再び動き始めた金剛山への韓国人「個別観光」 旅行会社サイトは中国に?(1/2)の続き。

 ICP登録は、会社紹介だけで商品売買や金銭がサイトを経由して動いていないと判断されれば届け出のみで済む。一方、ECサイトやゲームなどオンラインショッピングや課金などが発生するときにはライセンスや個別の営業許可を受ける必要がある。

 これらのICP登録は、中国企業のみが登録や申請できるものである。しかし、事実上、中国国内で活動するすべて企業へICP登録を義務化したことで、非登録を理由に外国企業のサイトを閉鎖するなど圧力を強めている。

七宝山ホテルがあった瀋陽の中国企業が登録者

 「辽ICP备13001679号-1」で登録情報を確認すると遼寧省の瀋陽にある内装工事などを請け負う企業名となっている。

 瀋陽と言えば、かつて中朝合弁ホテルでは最大かつ最高級グレードを誇った「七宝山ホテル」内に北朝鮮関連のサイトを置くサーバとサイバー攻撃部隊がいたなどとも言われていた都市だ。

 七宝山ホテルは、2018年1月上旬、国連制裁の影響で同ホテルの運営は中国企業運営となりホテル名を変更し現在も4つ星ホテルとして営業している。「金剛山国際旅行社」のサイトが瀋陽の企業名で運営されている点は興味深い。

平壌へ入れず金剛山近くの元山へ臨時便も

 韓国政府が主張している個別観光とは、人道目的で第3国の旅行会社を通じて訪問することで国連安全保障委員会の制裁に抵触しないというものらしい。

 ということは、瀋陽などの北朝鮮観光を手配できる旅行会社を通じて韓国人が金剛山を個別観光することを念頭に置いているのかもしれない。

 中国瀋陽から空路で訪れるなら、平壌着となるが、韓国人へ平壌の観光許可を出すと考えにくい。そうなると、平壌着であれば、外が見えないように暗幕で覆われたような特殊なバスで平壌をスルーして金剛山へ直行するか、または、金剛山にほど近い元山空港へ臨時便を飛ばすことも考えられる。

韓国からはアクセス遮断されている

 金剛山国際旅行社が観光再開を見越して更新頻度を増やしていると15日に報じた「聯合ニュース」は、やや勘ぐった見方をすれば、同社や北朝鮮当局が韓国向けにアピールしているとも読み取れる。しかし、韓国国内の一般回線から同社サイトは個別遮断されておりアクセスできない。

 アクセスすると、「이 URL접속은 정당한 접속이 아니므로 차단되였습니다.」と表示されてアクセスできない。

 中国のサーバとは言え、韓国国内からはVPN(仮想的に日本やアメリカなどのサーバを経由して迂回接続する方法)でも利用しない限りはアクセスできない。ということは、今回の聯合ニュースの記事を見た韓国人が興味を持ち検索してがっかりした人も多かったのではないだろうか。

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