訪朝者も米入国できた

訪朝者も米入国できた

訪朝者はESTA(エスタ)適応外になったため渡米にはビザが必要に

 新型コロナウイルスの影響で海外渡航が大きく制限されて1年近くが経った。これまで年に複数回海外へ行くことが習慣になっていたような人は海外へ飛びたくてウズウズしているのではないだろうか。

 訪朝歴がある人は2019年8月以降、米国ESTA(ビザ免除プログラム)の対象外となった。そのためハワイを含むアメリカへ行くときにはビザを取得しなければならない。

 訪朝歴がある日本人女性が昨年11月にビザを取得して渡米した。ビザはアメリカ大使館で面接を受けて取得したもので大使館の公式サイトの案内通り申請後5日ほどで取得できたそうだ。11月はアメリカ入国後も隔離なく行動できたとのこと。

グアム・サイパンはESTA対象外

 KWTではアメリカのビザ取得に関して訪朝経験者で2019年8月以降に渡米した複数の人へ話を聞いてみた。その結果、人によって取得に時間がかかる人もいることが分かった。

 まず事前情報としてアメリカのすべての地域が訪朝者をESTA対象外にしているわけではない。グアムやサイパンは元々ESTA対象外エリアのためESTAなしでそのまま入国滞在できる(45日以内)。

友人と会うのもビジネス?

 加えてアメリカは多くの日本人がイメージする観光の概念と少し異なっている点も注意が必要だ。

 一般的な諸外国のイミグレーションでは入国審査官に滞在目的を尋ねられたときに「観光」と答えると問題なく入国できることが多い。ここで「ビジネス」と答えると、手荷物や預けたスーツケースの検査を受けたり、場合によっては課税されることもあるので商談や視察目的の短期出張であっても派遣元の企業は観光と答えるように事前に指示している会社が多いのではないだろうか。

 ところが、アメリカ本土では1、2日の滞在予定で入国目的を観光と答えるとイミグレでさらに「滞在先は?」、「最終目的地は?」、「誰と会うのか?」、「何を持ってきた?」などの質問攻めを受けることが多い(こちらの英語力を完全無視が実に米ぽい)。

 その理由は、アメリカでは1、2日の短期滞在を観光扱いしておらず、商談などビジネスと定義されているからだ。展示会へ参加、学生時代の友人と会う、施設の見学に来たなどもアメリカではビジネス目的となる。アメリカはビジネスの定義が広いのだ。

B2ビザ取得に3か月かかったケースも

 現在、訪朝歴がある日本人はB2(またはB1)ビザを取得する必要がある。ビザ取得には対面での面接が必須なのでアメリカ大使館や領事館へ出向かなければならない。大使館は東京都、領事館は札幌市、大阪市、福岡市、那覇市の全国5か所のみなので遠方だと交通費がかかる。

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