武漢都市封鎖から1年

武漢都市封鎖から1年

現代史では例のない強制都市封鎖を実施した武漢

武漢都市封鎖から1年

 本日で中国武漢都市封鎖から1年経った。1年前の今日、世界へ衝撃が走った。中国は1000万人都市を丸ごと封鎖するという聞いたこともない強硬策を実施したからだ。

 武漢は感染対策として23日から約2か月半、厳しい外出制限を行った。封鎖から数週間後に武漢在住の中国人女性へ連絡すると「精神がおかしくなりそう…」との力ない返事があった。

 中国は単身者でも日本と比べると1人暮らしは少なく家族だったり、ルームシェアだったりが多いので、極度な孤独になることはなかったかもしれない。しかし、反面、かなりの数の室内感染が発生したと思われるが、中国が発表する統計では武漢封鎖後の感染者統計は減少の一途だった。

 ところが、中国疾病予防コントロールセンター(CCSC)は、今年に入ってから武漢の実際の感染者数は昨年発表の10倍となる50万人近くの規模になる可能性があるとの調査結果を発表している。

当日連絡で強制キャンセルされた北朝鮮ツアー

 北朝鮮は、武漢が都市封鎖される前日の22日に外国人観光客の全面停止を発表、即日実施した。北朝鮮は、中国のあらゆる発表を疑っているとの見方もある。

 北朝鮮への外国人入国が停止となり1年となった。2020年1月22日は水曜日だった。例年1月に訪朝する外国人は少ない季節ではあったものの、この日は、午前10時発の丹東発の国際列車、午後2時前の瀋陽、深夜発の上海からの空路があったが、すべてキャンセルとなった。

 22日に丹東発の国際列車で訪朝予定だった中国人ツアーを手配していた丹東の旅行会社は、出発1時間前に連絡がありキャンセルとなり大変だったと話す。

 中国人向け団体旅行には、日本人などが受け取る青いB7サイズの顔写真付き査証(観光ビザに相当)は発行されない。中国人の北朝鮮団体旅行は、必ず出発時から中国人添乗員が同行し、1枚の団体名簿が観光ビザ代わりとなる。中国人グループはこれだけで入国、滞在ができる。ツアー参加者は、パスポート写真と顔の照合くらいで入国審査は短時間で終わる。

春先までには入国再開すると思っていた

春先までには入国再開すると思っていた

税関とイミグレーションがある丹東駅2階出発エリア

 今回のキャンセルは、感染症対策が理由とは言え北朝鮮側の都合であったが、キャンセル補填はなく、旅費の返金(正確には未送金だったそうだが)のみで、余計にかかった移動費や滞在費は旅行会社が一部を負担して丹東や瀋陽観光へ切り替えたそうだ。

 「朝鮮観光の突然の変更は日常茶飯事なので、まあ、私たちも慣れています。正直、入国停止は春先頃までと甘く考えていたのですが、2月には丹東も外出制限が始まり大変な状況になりました。まさか朝鮮観光停止が1年以上続くとはまったくの想像外でした」(丹東の旅行会社)

 寒い冬を迎えた丹東を含む中国東北3省は、新型コロナウイルスのPCR検査陽性者が再び増加傾向にあり防疫を強化している。

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