加えて、新国家経済発展5か年計画について、「自力更生、自給自足を基本、テーマにとらえて、いかなる外部の影響にも左右されず経済を持続的に発展する正常軌道に乗せる」と強調した。

 さらに経済部門ごとの課題を表明しており、「優先的に金属工業と化学工業部門をはじめとした基幹工業の発展に注力する」、「電力生産を画期的に引き上げる」などの目標が挙げられている。

 具体的な数値目標は、報道では明かされていないが、「国連制裁という悪条件下における経済の自力再建」が柱となっている。
 

経済発展と国防力強化に予算を集中

 最後に決算および予算である(議題3)。予算はすべて「前年比」という形で示されており金額は公表されていないが、予算編成は北朝鮮の政策を知る手がかりとなる。

 2020年決算では、いずれも前年比で歳入104.3パーセント、歳出105.9パーセントと報告された。

 歳出のうち、国防費の割合は15.9パーセントとなっており、この国防建設活動により、「核戦力を中枢とする自衛的国防力を質量的に強化」できたと説明している。

 続いて、2021年予算は、前年比で歳入100.9パーセント、歳出101.1パーセントとの予算計画を示した。

 注目の国防費については、2020年と同様、歳出のうち15.9パーセントを充てるとしている。

 今回の予算編成については、「新5か年経済発展計画に基づいて、経済発展の中核と科学技術発展に投資を集中することで人民生活を向上させ、国家防衛力と社会主義文化を持続的に発展させていく」という説明がなされている。

 第8回党大会で決定された通り、経済発展と国防力強化を並行して進めていくための予算計画となっている。

八島 有佑

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