2019年6月末に拘束とのフェイクニュース流れる

2019年6月末に拘束とのフェイクニュース流れる

カラオケルームのような平壌の外国人観光客向けレストラン

 ジャーナリストの五味洋治氏は自身のnote(ノート)で、最近、平壌の藤本健二氏の消息が途絶えているとの情報があると紹介した(藤本健二の失踪、平壌で噂に)。

 この情報は、五味氏が記事でもよく取り上げられる世界北朝鮮研究センターの安燦一(アン・チャンイル)所長のユーチュ-ブチャンネルで発せられたものとのこと。

 2020年1月末以降、北朝鮮との人的往来が停止しているため、藤本健二氏の最新情報は中国の朝鮮族貿易商だけなく、中国に駐在している北朝鮮関係者も持っていない。

 藤本健二氏は2017年1月に日本料理たかはしを開店させて、2019年3月頃までは日本人観光客も有料の観光オプションとして来店し食事をすることができた。しかし、同年6月末に藤本氏が北朝鮮当局に拘束、日本料理たかはしも閉店したとの情報が流れるも、フェイク情報であることがわかり、7月には無事が確認されていた。

コロナ直前まで来店した日本人ゼロ?

 拘束情報が流れる直前の2019年4月頃からは、日本人観光客の来店希望が現地ガイドにやんわりと断られるようになり、以降、新型コロナウイルス感染症対策のため国境を封鎖する2020年1月末まで、日本料理たかはしを訪れたという日本人は確認されていない

 国境封鎖直前の2020年1月中旬に訪朝した日本人も日本料理たかはし来店を事前にリクエストしておいたが、現地で「行けない」と訪問を断られている。

 「私たちからKITC(朝鮮国際旅行社)へ入国申請と一緒にお客さまが希望する特別観光地などを伝えています。(北)朝鮮側の立場で言えば、『あくまでお客さんの希望であって、実現するかしないかは我々次第』となります。事前に朝鮮側から『こことここは行けない』などの可否を伝えるような返答は基本ありません。平壌に行ってみないと、希望が実現するかは、わからないというのが朝鮮観光になります」(中国大連の手配代理店)

日本人が来店できない理由は代理店もわからない

 日本料理たかはしは、当然ながら基本日程や訪問地には含まれていないので、別途アレンジしてもらう有料オプション扱いとなっている。

 「日本料理たかはしも特別観光地と同じような扱いで事前に伝えています。もし、何かしらの理由で日本人が行けないのであれば、事前に返答がありそうなものですが、いずれも返答はなかったです。だから、現地で断られる理由は、私たちも皆目見当がつきません」(同)

 2019年9月中旬に訪中した北朝鮮の観光総局関係者は、9月9日の建国記念日直後に日本料理たかはしを訪れて食事をしたと面談した朝鮮族実業家が聞いている。観光総局関係者によると、藤本氏も出勤していて、談笑したが元気そうだったと証言している。

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