中国政府の諸々の思惑が透けて見えるイベント

中国政府の諸々の思惑が透けて見えるイベント

第2回朝鮮族キムチ祭り 出典 朝伝天下(WeChat)

中国政府の諸々の思惑が透けて見えるイベント

 中朝国境の丹東では、10月22日から24日まで第2回朝鮮族キムチ祭りが開催された。このイベントは、第3回朝鮮族飲食文化祭りの1つとして昨年に続き行われたものだ。

 昨年は、旧丹東高麗館があった文化広場で開催されたが、今年は鴨緑江の中洲・月亮島前の太陽世紀広場へ会場を移し多くの来場者で賑わった。

 キムチ祭りは、「体験・展示・コンテスト」をコンセプトに丹東朝鮮族の豊かな文化を体験してもらうことを目的としている。

 キムチなど朝鮮族の伝統的な食文化の紹介の他にも、舞踊公演や工芸品販売、キムチ作り体験、民族衣装試着体験などで来場者を楽しませた。また、1000人分の超大型ビビンバ、長寿を願う大型チヂミが作られ来場者にも振る舞われた。

 朝鮮族のニュースサイト・朝鮮文報網によると、現在、世界的な大ヒット韓国ドラマ「イカゲーム」に登場するダルゴナゲームも楽しめたとのことだ。

 キムチ祭りは、昨年から追加されたもので、開催日程が中国の朝鮮戦争参戦日とされる10月25日直前であることや北朝鮮に近い鴨緑江に面した会場で行われていることなど、北朝鮮への何かしらのアピール、メッセージも込められたものとなっている。

 昨年の会場は、中朝友誼橋(旧鴨緑江第2橋梁)に近く北朝鮮からもよく見えるロケーションだったが、今年の会場は、月亮島に隠れて北朝鮮側からは、直接見ることができない場所となるものの、北朝鮮側へ新型コロナウイルスからの回復や経済の正常化などをアピールする狙いもありそうだ。

 加えて中朝関係筋は、キムチを巡る韓国との論争で優位に立ちたいという思惑もあるとKWTへ明かす。「中国朝鮮族のキムチ」を強く世界へアピールする。そんな中国政府の狙いも見え隠れする。

22日キムチ祭り開幕を伝えるウェイボー投稿

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