文大統領が犬肉食文化の法規制を提唱するようになったのは、そういった民意を反映したものかもしれない。
 

外から批判されると食文化を守ろうという反発も

外から批判されると食文化を守ろうという反発も

補身湯(ポシンタン) 出典 不明 [Public domain], via Wikimedia Commons

外から批判されると食文化を守ろうという反発も

 これを他の東アジアの国々と比較してみると面白い。日本の鯨肉食文化が海外から批判された時には、反発する声のほうが大きかった。それまで廃れつつあった鯨肉料理が、テレビや雑誌で取り上げられるようになり、かえって専門店が繁盛し、居酒屋などで鯨肉料理が、新たなメニューに加わるといった現象が起きている。

 中国の場合も同様、自国の食文化を他国から批判されると反発が起こる。食文化を守ろうとする動きが活発になるものだ。

 韓国にも犬肉食文化への批判に反発する層がいないわけではないのだが…、それよりも、他国の視線を気にする者が圧倒的に多いようではある。

青山 誠(あおやま まこと)
日本や近隣アジアの近代・現代史が得意分野。著書に『浪花千栄子』(角川文庫)、『太平洋戦争の収支決算報告』(彩図社)、『江戸三〇〇藩城下町をゆく』(双葉社新書)、近著『日韓併合の収支決算報告~〝投資と回収〟から見た「植民地・朝鮮」~』(彩図社、2021年)。

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