「すぎやまこういち お別れの会」に長蛇の列

「すぎやまこういち お別れの会」に長蛇の列

すぎやまこういち お別れの会

 11日、9月30日に亡くなったすぎやまこういち氏のお別れ会が、東京の築地本願寺で行われた。

 午前中は関係者の部。午後2時からは一般の部として行われ、一般の部が始まる前の午後2時前には献花をする長蛇の列ができた。

 祭壇には、笑顔のすぎやまさんの慰霊が飾られ、式場内は、すぎやまさんが作曲したドラゴンクエストの歴代の祠(ほこら)の音楽などが静かに流れ、まさにレクイエムのようだった。

 一般の部では、献花をするだけではあったが、式場で流れる音楽の影響か、献花で涙を流す参列者が多数いた。

 献花後には、生前のすぎやまさんの写真や直筆の楽譜、生み出した作品、愛用だった指揮棒、授与された賞状などを展示するスペースもあり、参列者はすぎやまさんの生前をしのんだ。

1回もドラクエを遊んでいない韓国人

 すぎやまさんの死去について韓国は、聯合ニュースなど大手メディアが“極右の作曲家死亡”などとして報じた。

 東京オリンピックの開幕式では、すぎやまさんのドラクエの序曲が流れたことについても韓国の主要メディアは、批判的に報じていた。
 
 韓国のネイバーブログを見ると、すぎやまさんについて批判的なコメントが多い。

 しかし、そもそも韓国では、ドラクエのメイン作品は、1作品も発売されていない。「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」が2015年に唯一韓国版として発売されているだけだ。

 ドラクエをまったく知らないので、すぎやまさんへの思い入れも愛着もないのも当然だろう。

 韓国大手メディアが伝える“従軍慰安婦を否定する極右の作曲家”というレッテル貼りをうのみにして批判するのは、まあ、納得できる。

 もし、韓国でも歴代ドラクエが発売されていれば、いくら主要メディアが誘導しても、まったく違った感想が確認できたかもしれない。作品に接していないので、そもそも関心はゼロだろう。

官製批判が確認できない中国も1度も遊んだことがない

官製批判が確認できない中国も1度も遊んだことがない

築地本願寺の外までできた献花する長い行列

 韓国と同じく1作品も発売されていない中国でも、“南京大虐殺を否定する右翼の作曲家”として報じられていた。しかし、死去以降の報道を見ると、官製報道による高須克弥院長のような誘導的な官製炎上は確認できない。
 
 中国の官製報道によるすぎやま氏への批判は確認できないが、SNSでは、個人アカウントによって、韓国と同じようなすぎやま氏の死去を祝福するような残念なコメントも確認できる。

 中韓共通して言えるのは、批判している全員、ドラクエを遊んだことがない。つまり、すぎやまさんの曲を人生で1回も聞いたこともない人間が批判していると推測できる。

 11日のお別れの会へ参加していた千葉県の男性は、「すぎやまさんに国民栄誉賞をあげてほしかった」と話す。

 中韓などの外の問題よりも、国内からのすぎやまさんに対する批判によって、国民栄誉賞授与が実現しなかったという話も耳にする。

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