アジア女性への蔑視なのか?

アジア女性への蔑視なのか?

中国の空港でもよく見かけるディオールの広告

 フランスのディオールが中国向けに公開した写真が中国で批判の的になっている。

 写真は上海のショーで公開されたものだったが、中国共産党北京市委員会の機関紙・北京日報が15日、写真を批判したことから中国で火がついた。

 問題の写真は、ディオールのハンドバッグを両手を挟み込むように持つ若い女性。写真自体が暗く、上目遣いのような不敵な笑みを浮かべている。血色も悪く見える。

 北京日報は、女性が着ている服が清朝時代の服装に似たデザインで、爪飾りも満州族の伝統的なものに酷似していると指摘し、中国人を侮蔑していると批判を展開した。

 写真を撮影したのは、北京の著名な中国人写真家のようだが、北京日報は、中国人写真家がディオール、すなわち欧州の美的基準に迎合していると撮影者も批判している。

 ディオールは批判を受けて問題の写真をサイトやSNSから削除するもコメントは出していないようだ。その後も、欧州の価値観によるアジア女性蔑視だと中国SNSでは炎上し続けている。

日韓は水原希子やジスを起用

 21日早朝、ウェイボーで143万人のフォローを誇る作家となっているインフルエンサーが、問題のディオールについて、米国、英国、フランス、ドイツ、アフリカ(国名なし)、日本、韓国、中国のそれぞれの広告や写真を掲載した。

 日本は2018年にアジア人初となるアジアアンバサダーを務めた水原希子さん、韓国は今年グローバルアンバサダーに就任したブラックピンクのジスさん、最後の中国は、今回炎上している写真を並べている。

 投稿では触れていないが、日本や韓国は、その国で美を象徴する女性を採用しているので、アジア人への蔑視ではなく、中国だけを狙い撃ちにしたものだと言いたいのかもしれない。

 文面にすると、官製メディアがアジア女性蔑視と糾弾しているため、中国共産党や政府見解を否定するものと受け取られかねないことを警戒したとも考えられる。

 投稿した作家は、「中国には巨大な市場と5000年の歴史がある。歴史が浅い欧州の価値観に振り回されず、私たち中国人の手で価値ある高級品を作る時が来たのでしょう」とフォロワーへ愛国心を刺激するような呼びかけをしている。

New DPRKの参戦に期待

 このニュースは、ブルームバーグなどが日本でも報じており、書き込まれたコメントは、「女性のインパクトがすごすぎてディオールの商品が目に入らない」「芸術には色々な意見があると思うけど、これはちょっとひどい」「中国が怒る理由がわからない」など、全体的には、ディオールへ批判的なコメントが多いように思われる。

 中国の肩を持つわけではないが、今回の写真を見て、ディオールのブランド力に魅力を感じる女性がいるのだろうかと思う。

 炎上中のディオール騒動について、欧米の批判や資本主義国の暗部を嘲笑するような投稿が、9割を占める北朝鮮のウェイボーアカウントNew DPRKの参戦を期待している。


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