新型コロナ対策発動で非病院は強制休業へ

新型コロナ対策発動で非病院は強制休業へ

問診は非病院の1つでいわゆる町医者が診てくれるクリニック

 日本では上海の都市封鎖(ロックダウン)の話が盛んに報じられている。

 実は、中国全土の複数の主要都市で何かしらの新型コロナウイルス対策として行動制限が実施されている。

 現在、中国では陽性者が1人でも確認されると行動制限が発動するからだ。

 実施される新型コロナ対策には、医療機関の強制休業がある。

 新型コロナ対策が実施されている中国の都市では、全体の95%以上の医療機関が休業している。

 休業させる理由は、PCR検査ができないから。万が一、新型コロナの患者が来院すると対応できないからと当局から通達されている。

 中国の医療機関は、大きく分けると病院、その他の医療機関の2つに分けることができる(正確には3つ。詳細は要検索)。

 さらに病院には、3級、2級、1級があり、国や市、人民解放軍などが運営する大型の公立病院が3級や2級を占めており、病床数や医療従事者数、設備など条件を満たした一部の私立病院が1級の許可を得ている。

 非病院は、問診所、衛生院など日本語だとクリニックと翻訳される小規模医療機関となる。

 非病院には、歯科や美容整形外科、中医(中国医療)、海外旅行保険が使える外国人向けの医療機関など専門院を含め医療機関全体の95%以上を占める。新型コロナ対策が発動されると、診察できるのは病院のみとなる。

 病床数が多く診療科がそろう3級や2級病院は、都市部に多く、地方には少ない傾向がある。

 持病等で普段から通院している人は、いわゆる、かかりつけ医ではない大学病院などへ行かなければならない。

 そのため、治療自体を控える人も多く、持病が悪化して亡くなる人も出ている。

 しかし、中国政府は統計として発表しないので、実態は完全に伏せられている。

 中国政府は、新型コロナだけを徹底的に封じ込めれば良いとも受け取れるゼロコロナ政策を進めているため、ゼロコロナ政策で亡くなる人も出ている。

 本来、助かる命が、ゼロコロナ政策で失われている実態は、今後も明らかにされることはないのかもしれない。

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