帰国に備えてベトナムでPCR検査

帰国に備えてベトナムでPCR検査

日本領事館が紹介しているホーチミンのPCR検査施設

 「ジャパン・パッシングに驚いた」と語るのは、今月中旬にベトナム南部ホーチミンへ出張していた愛知県の歯科医師の中村さんだ。

 中村さんは、新型コロナウイルスまん延前からホーチミンを定期的に訪れており、今回は2年半ぶりのベトナムとなった。

 中村さんは“反ワクチン派”ではないのだが、接種には慎重なこともあり、従来から使用されている組み換えたんぱくワクチンのノババックス製の新型コロナウイルスワクチンを2回接種している。

 しかし、追加接種(3回目)はしていないため、7日午前0時から日本帰国時に免除されたPCR検査証明書提出と待機要請の対象となる。
 
 ホーチミンの街中には、日本でタケノコのように増えた一般市民が検査を受けるPCR検査場はまったく見当たらない。

 在ホーチミン日本国総領事館のサイトには、ホーチミン市内でPCR検査を受けることができる医療機関として6つの医療機関が紹介されている。

 中村さんは、領事館の情報を参考にして、現地在住者から予約なしで費用も安いと教えてもらった施設で帰国72時間前のPCR検査を受けた。

PDFでダウンロードしてそのままアップロードできる

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登録当初から目が痛い赤でメンタル的に良くないMySOS

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 この日は、すでに日本が新型コロナワクチンを3回接種者に限り事前のPCR検査が不要となった週の土曜日。

 この医療機関グループは、観光客や在留日本人も多い1区に複数あり便利だ。

 検査費用は550万ドン(約3300円)。結果は翌日、紙で受け取ったり、オンライン上でPDFファイルでダウンロードできたりもした。

 受け取ったPDFをそのままMySOSへアップロードすると数時間で承認された。

 MySOSは、現在、入国者全員へ事実上必須となっているスマートフォン用アプリだ。

 「今回、ホーチミンでも非常に簡単にPCR検査が受けられることはわかりました。今後、海外渡航で帰国前にPCR検査を受ける経験なんてまずないだろうから、貴重な機会だったかもしれませんね」と中村さんは語る。

ほぼベトナム人の日本航空

ほぼベトナム人の日本航空

ハンドキャリーを思わせる大量の貨物を積み込むベトナム人乗客

 中村さんは、今回、日本航空の直行便で往復した。行きは成田空港発、帰りは羽田空港着という経路だ。

 ホーチミンのタンソンニャット国際空港の出発ロビーは、新型コロナ前と変わらぬ賑わいだった。

 出発2時間前、日本航空のカウンターには長蛇の列が。乗客は主にベトナム人で欧米人を含め8割ほど。日本人は数えるほどしかいない。

 チェックイン待ちのベトナム人は、ハンドキャリービジネスで運搬するような商用ダンボールのような大量の貨物をカートに積んで並んでいる。
 
 日本へ運ぶんだろうなと中村さんは何の違和感もなく思ったのではあったが、違っていた。

 飛行機が離陸してしばらくすると、客室乗務員(CA)が中村さんを名前で呼びかけて入国後に必要な税関申告書を渡してくれた。

 周りの乗客で受け取った人は皆無だった。

 中村さんはここで乗客のほとんどが「トランジットか」と気づく。

1億7千万人の中国人旅行解禁まで日本は? タイコロナ一般疾病扱いへ続く。

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