コロナ禍前500万人の中国人がベトナムへ

コロナ禍前500万人の中国人がベトナムへ

ガラガラだったホーチミンのPCR検査場

 ベトナムのPCR検査機関は、ほぼ日本人と韓国人しか利用していなかった。

 しかし、韓国は3日午前0時から入国前のPCR検査証明書提出を撤廃。日本は7日午前0時から緩和した。

 在ホーチミン日本国総領事館のサイトで紹介されている医療機関へ行って話を聞いてみると、

 「8月末までは韓国人が圧倒的に多く、日本人もいました。日本人も7日以降は減っていますね」(担当者)

 およそ8割が日本人と韓国人で、それ以外の利用者は、カナダ人、ブラジル人などがいるとのことだ。中国人はまったくいないそうだ。

 だが、もしかすると、数か月後には、ここが中国人で大賑わいになるかもしれない。

 コロナ禍前、ベトナムを訪れた中国人旅行者は約497万人で国別1位は中国。2位が韓国で約349万人、3位が日本で約82万6000人、4位台湾、5位米国と続く(Vietnam National Administration of Tourism)。

 ベトナムは歴史的に反中ムードが強い。

 ベトナム人は中国人というよりも国家としての中国や中国政府への警戒心が根強いという。

 しかし、訪れる500万人近い中国人は、自分たちがベトナム人にそのように思われているとは認識していない。

 2位の韓国は、ベトナム戦争時のベトナム人虐殺やライダイハン問題があり、これまたベトナム人の心証は良くない。
 
 現在、海外旅行が完全禁止の中国であるが、今年の年末から来年の旧正月頃までには緩和されるとの情報がある。

 それに合わせて、中国入国後の強制隔離は撤廃か、大幅短縮されるかもしれない。

 しかし、中国は常軌を逸したPCR検査中心主義なので、入国前のPCR検査は堅持する可能性が高い(現在は入国48時間前に2回のPCR検査)。

 そうすると、日本人や韓国人が来なくなったホーチミンのPCR検査機関には、中国人の行列という光景がそう遠くない日に見られるかもしれない。

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