中国公式発表の反対が真実と考えてみると

中国公式発表の反対が真実と考えてみると

先進国を中心に接種が始まる新型コロナウイルスワクチン

中国公式発表の反対が真実と考えてみると

中国未完成ワクチン北朝鮮へ提供か 中国主張の真逆が事実(1/2)の続き。

 現在、中国政府が公式声明で発言したり、繰り返し強調することは実質的に事実と真反対であることが多い。たとえば、「中国は法治国家である」、「国民の人権は保証されている」、「香港の一国二制度は維持されている」、「新疆ウイグル自治区への弾圧や強制収容所送りなどは行っていない」、「宗教の自由を保証している」、「少数民族優遇政策を実施している」、「尖閣諸島は中国固有の領土である」、「法輪功は国家転覆を企むカルト集団だ」、「九段線(牛舌線)は歴史的に中国が支配していた」。

 加えて、最近では、「朝鮮戦争はアメリカによる北進、侵略による祖国防衛のための自衛戦争である」を強調するなど例を上げたら枚挙にいとまがない。

 中国政府が発言することはすべて反対と考えると真実が見えてくる。その論理で考察すると、ワクチンの副作用は出ていない=副作用だらけ。北朝鮮へのワクチン提供を否定=提供済みとなるのではないだろうか。

 今回のように素早く反応することは非常に中国にとって痛い点を突かれたときの反作用とみられる。

中国ワクチンを信用するのか?

 さらに北朝鮮の歴代最高指導者が中国を、中朝関係をどう見てきたかを振り返ると大きな疑問を感じる。つまり、金正恩委員長が中国のワクチンを信用するのかということだ。

 北朝鮮は対外貿易では中国に9割以上と大きく依存して生命線を握られているように思えるが、中国へ不信感は根強い。北朝鮮政府は中国が発表する情報やデータは信用していないと思われることが多々みられる。また、外国人と接するガイドでも北朝鮮人は国内にあふれているにも関わらず中国製をよく思っておらず、隠したりすると発言している。

 たとえば、今年1月22日に即日外国人の観光入国を停止したときも対岸の中国丹東ではまだ新型コロナウイルスの陽性者は発表されておらず、最初にエンデミックが起こった武漢の封鎖は翌23日だった。

「中国を絶対に信用するな」金正日総書記の遺訓

 北朝鮮はあらゆる面で中国政府が公表しているデータや提供情報を疑ってかかり正しくないかもと認識して対応しているふしが度々みられる。

 金正日総書記が死去するときの金正恩委員長へ残した遺訓の中に「中国を絶対に信用するな」があると言われる。それを受けて死去後、外遊を封印し国内体制を強化することへ専念し2018年3月まで中国へすら出向くこともなかったと北朝鮮専門家は指摘する。

 それらの歴史的な背景を踏まえるとメディアで報じれる表面的な一次情報でさえも疑念の塊のような中国製ワクチンを安々と信用して、しかも何よりも大切な最高指導者が率先して接種するとは到底考えられない。

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